
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2026年1月16日に作者の弁護士のたぬじろうさんがX(旧Twitter)に投稿された『法テラスのリアル』をピックアップ。
弁護士のたぬじろうさんがX(旧Twitter)に本作を投稿されたところ、8,000件を超える「いいね」と共にたくさんの反響コメントが寄せられた。本記事では作者の弁護士のたぬじろうさんにインタビューを行い、本作について語ってもらった。
■「法テラス」が安い理由がヤバい⁉

弁護士の傍ら、夜な夜な4コマ漫画をSNSに投稿されている弁護士のたぬじろうさん。一般人には難しくて敬遠しがちな法律も、弁護士のたぬじろうさんの手にかかるとスルスルと頭に入ってくるから不思議だ。今回取り上げるエピソードは「法テラス」の費用が「なぜ安いのか」という謎を取り上げる。
知られざる「法テラス」の謎には読者から「絶望感がすごい」「マジで⁉知らんかった」「まさかこうなっているとは」「今回も刺さります」など多くの反響が寄せられている。弁護士のたぬじろうさんが描く「法律の落とし穴」や「知らないと損するお話」は興味深いものばかり。書籍化された『知るほどヤバイ 知らないともっとヤバイ 法律の闇』も必読だ。
■作者・弁護士のたぬじろうさん「クスッと笑えて、ためになる」をモットーに

――「法テラス」を漫画で取り上げようと思った理由をお教えください。
テレビCM等が流されていることもあり、「法テラス」が一般の方々にもよく知られるようになりました。
しかし、その実態についてはあまり知られていません。健康保険のように、依頼者以外から弁護士の報酬が補填されていると考えている方もいらっしゃるようです。
実際にはそのような補填はなく、弁護士の善意で成り立っているといえる制度なのですが…。この漫画を公開したときに、某元裁判官からも「知らなかった」との反応をいただいたくらいです。
私としては、個々の弁護士の善意に寄りかかっているこの制度は、いつか破綻してしまうのではないかと危惧しています。法テラスから受任されている先生方も、法テラスに対して不満はあっても「困っている相談者・依頼者を助けたい」という一心で、低額な報酬でも仕事をされている方が多いと思っています。
困窮者保護という制度趣旨は大変素晴らしいものなので、法テラスの仕組みが一般に知られて、少しでも制度改善のための一助になればと思い、漫画で取り上げました。
――漫画として“法律の闇”を描く際、取り上げるネタはどのように選んでいらっしゃるのでしょうか?
普段は4コマ漫画をX(旧Twitter)上で描いているのですが、そのネタはSNS上の他の投稿であったり、私や友人の経験であったり、妻(非法曹)から聞いた弁護士の意外な点などから選んでいます。
“法律の闇”の書籍を描かせていただいた際のネタは、主に担当編集の奥井さんからご提案いただいていました。
元ネタは、私の4コマからのこともありましたし、それ以外のトピックをご提案いただいたこともありました。弁護士の仕事をしていると、法律に詳しくない一般の方の感覚から乖離してしまうこともあります。
そのため、担当編集の奥井さんからのご提案はありがたく、読者の皆様にも届きやすい内容にできたのではないかと思っています。
――弁護士をしながら漫画を描くのは大変だと思うのですが、どのように時間を捻出されているのでしょうか?
4コマ漫画自体は1話あたり1時間ほどあれば描けるので、本業終わりや、本業の集中が切れた合間などに描くようにしています。
ネタ探しについては、SNSを見る際など、普段からアンテナを張っているだけなので、特別に時間を使っているわけではありません。なので、本業をしながらでも、何とかやっていけているという感じです(笑)
ただ、本業が忙しい時期には、漫画を描く時間が捻出できない時もあります。本業が疎かになっては絶対にいけないので、無理ない範囲で、漫画の時間を捻出していきたいと思っています。
――本作は『知るほどヤバイ 知らないともっとヤバイ 法律の闇』のタイトルで書籍化されています。読者からの大きな反響をどのように感じていらっしゃいますか?
Amazonのレビューでは4.8の評価をいただいており、大変嬉しく思います。
レビューでも「ドキッとする内容の漫画を要点に絞って解説する内容が分かりやすかった」「身近なことをテーマに描かれた法律マンガ、とてもタメになりました。」等のご感想もいただき、この漫画を描いてよかったなぁと思っています。
法律は、思わぬ落とし穴があったりするので、知らないと怖いものなのです。ですが、知られていないことが多いのが現状です。
少しでも私の漫画で、読者の皆様に法律知識を届けることができ、お役に立つのであれば、こんなに嬉しいことはありません。
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
これからも、「クスッと笑えて、ためになる」をモットーに緩〜く漫画を描いていきたいと思っています。
普段はX(旧Twitter)で漫画を投稿しているので、フォローしていただけると励みになります。
弁護士のたぬじろうを何卒よろしくお願い申し上げます!

