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「受験シーズンなのに迷惑…」隣の席のヤンキーに困惑→実は心優しい不良との“秘密の青春”の行方【作者に聞く】

「受験シーズンなのに迷惑…」隣の席のヤンキーに困惑→実は心優しい不良との“秘密の青春”の行方【作者に聞く】

ほんの少しのきっかけで変わることができる青春の感動ストーリー
ほんの少しのきっかけで変わることができる青春の感動ストーリー / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

「あの子と遊ぶと母親から電話かかってくるの知ってる?」「うちの子を不良にする気なの!って」…そ
ほんの少しのきっかけで変わることができる青春の感動ストーリー
ほんの少しのきっかけで変わることができる青春の感動ストーリー / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
ういう噂が教室内で飛び交い、主人公・相原葉子に話しかけるクラスメイトはいなくなっていた。彼女の親は、いわゆる過干渉の“教育ママ”で、高校受験を控えた中学3年になると、その毒親っぷりはエスカレート。進路についても本人の意向は聞かず、母親が希望校を決めていた。
紙飛行機のキセキ_P003
紙飛行機のキセキ_P003 / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
紙飛行機のキセキ_P004
紙飛行機のキセキ_P004 / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
気持ちよさそうに、ふわりと飛び立つ紙飛行機
気持ちよさそうに、ふわりと飛び立つ紙飛行機 / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)



そんな自分を取り巻くすべての状況を諦めていた主人公・葉子だったが、2学期の始まりの席替えで、クラスで唯一の不良・伊藤尚と隣の席になる。決して交わることのない“ガリ勉ちゃん”と“不良くん”の組み合わせに、化学反応が起こる。ある日、彼が小テスト用紙を折って作った“紙飛行機”を窓から飛ばした。風に乗って、自由に空を飛んでいく紙飛行機。一瞬目を奪われた葉子の心に、本人も意識しないくらいに小さな、でもフワッと広がっていくような新しい風が吹き込まれた瞬間だった。

■飛ばない紙飛行機と縮まる距離

その日の帰り道、葉子は家に帰るのをためらっていた。土手に座り、進路希望調査の用紙をため息交じりに眺める。母親にそれを見せるのが憂鬱だった…。彼女は紙飛行機を折って飛ばしてみた。しかし、風を切ることも宙を舞うこともなく、全く飛ばない紙飛行機。葉子の空は小さく息苦しく、紙飛行機でさえも自由に飛び立つことができない現状を表しているようだった。

そこに現れたのは伊藤だった。“ガリ勉ちゃん”と“不良くん”という真逆のレッテルを貼られた2人の距離が少しずつ縮まっていく。しかしこのあと、青春ならではのあらゆる障害によって引き離されていくのだった…。2人は一体どうなってしまうのか。

■ホラー漫画家が描くリアルな青春

本作を描いたのは、「貧女ハウスへようこそ」(小学館)や「実録怪談 本当にあった怪奇村/新犬鳴トンネル」(竹書房)などの代表作を持つ三ノ輪ブン子(@minowabunko)さん。ホラー漫画を主に描いているが、派手な絶叫シーンだけでなく、登場人物たちの細やかな心理状態や機微を描くのにも長けた漫画家だ。読者からは「ホラーがおもしろくて読ませてもらっていたんですけど、こういうのも描けるんですか…!!」「ストーリーがいい!」といった感想が届いている。

本作について三ノ輪さんに話を聞いた。本作は三ノ輪さんの中学時代の思い出に着想を得ているという。「中学時代に席替えで隣になったヤンキーが、よく話しかけてきてたんですよね。たぶん彼は出席日数のために学校に来ていたけど授業がつまらなくて、隣の席にいた私が唯一話しかけられる存在だったようで…!でも受験シーズンだったのでこちらはなかなか迷惑でした(笑)」と当時を振り返る。

モデルとなった彼も、漫画に登場する伊藤のように優しい人柄だったそうだ。「学校はさぼるし怖い上級生と付き合っていたのに、本人の性格は穏やかでした。怒っているところなんて見たことなかったんですよね。不思議です」と語る。また、彼は無事に卒業できたかという問いには「雪が降った日は通学が面倒なようで欠席していたので出席日数が心配でしたが、無事に卒業できていました。よかったです」とほっとした様子で語ってくれた。


取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)

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配信元: Walkerplus

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