
「トラウマコード」(2025年)での天才外科医役も好評だったチュ・ジフンと、4年ぶりドラマ復帰となるハ・ジウォンの共演で話題の韓国ドラマ「CLIMAX/クライマックス」の第1話が、4月11日にLeminoで配信された。第1話からジフン演じる主人公のタフな野心家ぶりが存分に描かれ、視聴者をくぎ付けにした。(以下、ネタバレを含みます)
■チュ・ジフン“テソプ”、権力の渦へ
「CLIMAX/クライマックス」は、権力の頂点を手に入れようとする検事パン・テソプ(ジフン)と、その妻で再起を目指す元トップ女優チュ・サンア(ジウォン)、そして彼らを取り巻く人々の欲に満ちた権力闘争を描くポリティカル・ラブサスペンス。
権力の犠牲となって亡くなった父の復讐(ふくしゅう)のため、貧しい環境から這い上がって検事となり“地検のドーベルマン”とまで呼ばれたテソプ。だが、検察は人脈とコネがものを言う世界だった。テソプは政界進出を視野に、韓国トップの権力を手に入れるため、トップスターであるサンアと結婚する。
テソプは、次期大統領候補のナム・ヘフン市長(ユン・サボン)を失脚させ、そのバックで芸能界から政界までを不当に操るWRグループ会長夫人イ・ヤンミ(チャ・ジュヨン)を潰すべく、ヤンミとグループの後継争いを展開中の専務クォン・ジョンウ(オ・ジョンセ)と手を結ぶなど、水面下で巧みに政治活動を繰り広げる。
一方、脱税問題で人気が急落したサンアはヤンミに「再起できる手段がある」とつけ入られ、事務所の若手俳優を性接待に差し出すよう求められていた――。

■タフな野心家キャラに歓迎の声「引き出し半端ない」
テソプとサンアを中心に、第1話からダーティーかつ熾烈な権力争いが繰り広げられていく本作。そんな第1話で視聴者にインパクトを与えたのは、権力の頂点を目指して突き進む主人公テソプのタフな野心家ぶりだ。
検察とナム市長の癒着を知ったテソプは、上司に「ナム市長の周囲をかぎまわってるらしいな。ナム市長から手を引け」と迫られても、「退路は断たれたので暴れさせていただきます」と検事を辞めることもいとわない覚悟で、ナム市長とヤンミを潰す計画を実行していく。その方法は、ナム市長が性接待を受けている最中の現場に踏み込むという大胆かつ刺激的なものだった…。

■2年で5本の主演ドラマ…最旬俳優・ジフン
テソプ役のジフンは近年、ドラマに精力的に主演し、新たな顔を見せ続けている。「支配種」(2024年)ではクールで頼れるセクシーなボディーガード、「愛は一本橋で」(2024年)では18年来の腐れ縁ヒロインとのコミカルなロマンス、「照明店の客人たち」(2024年)では“この世”と“あの世”をつなぐミステリアスな店主、そして天才外科医を演じた「トラウマコード」では、「第61回百想芸術大賞」で最優秀演技賞を受賞。さらに2026年は主演ドラマ「再婚承認を要求します」も控える。
そんなジフンが本作の第1話で見せたタフでハードボイルドな野心家キャラクターに、視聴者から「チュ・ジフンの引き出し半端ない」「また新しいチュ・ジフン様…!」「ゴリゴリ野心あふれるキャラは新鮮!」といった歓迎の声が飛び交った。

■サンアとの関係にも注目
検察内部の情報を握る影の協力者ファン・ジョンウォン(ナナ)とのタッグで、何の迷いもなくナム市長を失脚に追い込もうとするテソプ。のし上がることに貪欲な一方、妻・サンアとの関係性は一筋縄ではいかない様子。
そもそもサンアとの結婚は、自分の価値を高めるためのステップのはずだった。だが、ヤンミに利用され苦しむサンアに「なぜ君と結婚したかったと思う?何度もぶつかって傷ついて怯えながらも、それでも終わるのを恐れる女だからだ。そんな君がカッコよかった」と励ましの言葉を掛ける姿も本心に見える。
だが、ジョンウォンには「あの女が自分と重なって、手に入れたかった。俺の勘違いだったかも」と吐き捨てる場面も…。テソプに抱かれるサンアの空虚な表情にも、愛情の一言では言い表せない複雑な感情がのぞく。
今最も多忙な韓国スターの1人・ジフンが演じるテソプの野心あふれる快進撃の果てに待ち受けるのは、権力を勝ち取った勝者の笑みか、それとも…。
「CLIMAX/クライマックス」(全10話)は、Leminoにて毎週土・日曜に1話ずつ配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

