「絵本はまだ早いよね」もったいない!小児科医が「0歳から始めて」と断言する、読み聞かせのメリット

「絵本はまだ早いよね」もったいない!小児科医が「0歳から始めて」と断言する、読み聞かせのメリット

赤ちゃんの絵本の読み聞かせについて、医師監修のもとマンガで解説します。スキンシップとしても、教育としても、絵本の読み聞かせには大切な役割があります。最初は身近なモチーフの絵本から入り、徐々に物語のある絵本に変えていくといいでしょう。


絵本の読み聞かせは、赤ちゃんとのコミュニケーションやスキンシップなど大切な役割を果たします。しかし、赤ちゃんが低月齢のころは絵本を読んであげても理解できないので、意味がないと思っている人もいるかもしれません。


そこで今回は、読み聞かせを開始する時期やコツについて解説します。

赤ちゃんへの絵本の読み聞かせって意味があるの?

絵本の読み聞かせをマンガで解説


絵本の読み聞かせをマンガで解説

赤ちゃんに絵本を読み聞かせするのはいつから?

個人差はあるものの、赤ちゃんが言葉を覚え出すのは1歳前後とされています。このころから、赤ちゃんは短い単語を使って感情表現するようになり、1歳半ごろから赤ちゃんは語彙を増やしていき、短い文章を作って話し始めるのが一般的です。そうなると簡単な絵本の内容も理解できるようになります。「言葉を覚えさせる」「お話を楽しんでもらう」という意味では、1歳半を目安にして読み聞かせするのが有効的です。


しかし、基本的には生まれてすぐからでも読み聞かせには意味があります。赤ちゃんは文字を理解しませんが、耳で音を聞くこと、絵を見ることなどを楽しみます。また、読み聞かせには学習以外にも大切な役割が多くあります。


たとえば、読み聞かせは赤ちゃんと親のコミュニケーションの場です。親からやさしく語りかけることで赤ちゃんは安らぎを覚えて、親も赤ちゃんへの愛情を確認する時間となります。さらに、毎日寝る前に読み聞かせを習慣にすると、睡眠の儀式となり、生活リズムも整いやすくなるでしょう。本が身近な存在となって、将来的に読書が好きになるかもしれません。絵本に興味があれば、言葉がわかるようになったころの読み聞かせもより楽しめるでしょう。このようなことから、赤ちゃんが絵本の内容をわからない時期でも、読み聞かせを始めることは有意義といえます。


先ほどお伝えしたとおり、0歳児で言葉や物語は追えなくても、音や絵の印象だけなら楽しめるので、抑揚をつけたり、「にこにこ」などの擬態語などが含まれた絵本を読み聞かせたりして、一緒に楽しみましょう。親と一緒にいろいろな絵が移り変わる時間を過ごすのは、大切なスキンシップになります。まずは図書館や本屋さんで赤ちゃんに見せてみて反応が良いものを選んでもよいでしょう。

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