
タイで生まれた世界的な話題作を原作とした「転校生ナノ」は、FODで4月24日より独占配信が開始された新感覚の学園ミステリー・スリラーである。本作で俳優デビューとなる仲島有彩を主演に迎え、堤幸彦、熊切和嘉、ユ・ヨンソン、畑中みゆきというアジアを代表する4人の監督が参加し、全6話がオムニバス形式で描かれる。転校してきたばかりのナノ(仲島)が、テニス部顧問・向井(八神蓮)の歪んだ本性を暴いていくepisode1を紹介しよう(以下、ネタバレが含まれます)。
■謎の転校生が閉ざされた学園の秘密に踏み込んでいく
「転校生ナノ」は、学園という閉鎖空間を舞台に、ある日突然クラスにやってきた謎の転校生・ナノ(仲島)によって、閉ざされた日常が揺らいでいく学園モノのミステリー。ナノは頭脳明晰で美しく、誰もが憧れる完璧な存在。しかしその微笑みには感情がなく、人の弱さや本音を見抜き、唯一無二の存在感で周囲を追い詰めていく。エピソードごとに異なる学校へ転校するナノが、人々が隠してきた嘘や秘密に静かに踏み込み、“選択”を突きつける緊張感あふれる展開になっていく。
原作ドラマは、2018年にタイの地上波テレビ局・GMM25で放送されたシーズン1が大ヒットし、その後Netflixにて世界配信された。続くシーズン2(2021年)、新シーズン「Girl From Nowhere: The Reset」もChannel ONE HD 31、oneDストリーミングプラットフォームおよびNetflixにて放送・配信中だ。
■仲島有彩、20歳が俳優デビュー!
日本版リメイクで大人を翻弄する美しい女子高生・ナノ役に抜擢されたのは、仲島有彩。2005年9月30日生まれ、神奈川県出身の20歳。今回のデビュー作では、ぱっつん前髪の黒いロングヘアと大きな瞳でミステリアスな空気を醸し出す。
■人気教師がナノによって破滅へと追い込まれていく
episode1「特別レッスン」の舞台は、名門私立女子校。テニス部顧問の向井は、実績と人望を兼ね備え、妊娠中の妻・早紀(仲万美)を支える理想の教師として生徒から信頼を集めている。しかしその裏では、教え子・詩織(日山和子)との表に出してはならない“もう一つの顔”があった。そこへ転校生のナノが現れる。穏やかな微笑みで学園に潜む闇を見抜いたとき、彼の歪んだ本性は崩れ始め…やがてその綻びは、向井自身を逃げ場のない破滅へと追い込んでいく。
見どころはやはり、ナノの捉えどころのない存在感だ。理事長に「今日から1人、転校生がやってくるわ」と言われ、向井がナノと初めて出会うわけだが、多くの視聴者も初めてナノを見るはずなのに、どこか背中の奥がムズムズするような、少し不気味で怖い気持ちに襲われるだろう。向井に弱みを握られることになる詩織が吐く「私は名門校に紛れ込んだドブネズミ」という真に迫るセリフも良い。不穏な空気が漂う学園モノが始まったゾクゾクが詰まった初回だ。
episode1を担当した堤幸彦監督は「私の回は、タイ版をトレースしたストーリー。もともとの作品が素晴らしいので、私も大船に乗ったつもりでやりましたけど、仲島さんのお顔が観られる第1話目ですから。そこをまず一番見てほしいなと。それに加えて、社会性があるシリーズなので“あなたの周り、どこにでもあるお話ですよ”という、どこか怖い部分もあるストーリー。『世にも奇妙な物語』を彷彿とさせるものになっているんじゃないかなと思います」と語っている。episode1は無料で視聴可能だ。

