
「トラウマコード」(2025年)のチュ・ジフンと、4年ぶりドラマ復帰のハ・ジウォンが共演する韓国ドラマ「CLIMAX/クライマックス」の第2話が、4月12日にLeminoで配信された。“世紀の結婚”とまで言われたパン・テソプ(ジフン)とチュ・サンア(ジウォン)がそれぞれの欲望と利害、守りたいもののために対立していく様子がスリリングに描かれ、強烈な印象を残した。(以下、ネタバレを含みます)
■テソプ、市長の性接待現場に踏み込む
「CLIMAX/クライマックス」は、権力を渇望する検事・テソプと、その妻でどん底からの再起を目指す元トップ女優・サンア、そして彼らを取り巻く人々の、欲に満ちた権力闘争を描くポリティカル・ラブサスペンス。
テソプは、権力の犠牲となって亡くなった父の復讐(ふくしゅう)のため、貧しい環境から這い上がってきた。だが検察内部は、次期大統領候補ナム・ヘフン市長(ユン・サボン)に掌握されていた。テソプは、ナム市長とそのバックにいるWRグループ会長夫人イ・ヤンミ(チャ・ジュヨン)を潰すため、水面下で動き始める。
一方、脱税問題でスター女優の座から転げ落ちたサンアは、もう一度トップで輝くために芸能界を牛耳るヤンミにすがっていた…。
第2話では、テソプがナム市長の性接待の現場を撮影し、そのスキャンダルをネタに、サンアに接近しないようヤンミを脅迫。だが、当のサンアは再起のためヤンミの支援が必要で、この件から手を引くようテソプに頼み込む。
■サンア、テソプに懇願「忘れてちょうだい」
ヤンミを挟んで、テソプとサンア夫婦の思惑が対立していく…。2人の“守りたいもの”が徐々に致命的なズレを生んでいくさまを予感させた第2話。
テソプがナム市長の性接待の現場に踏み込んだ次の日、サンアは憔悴した表情でテソプに「イ理事(ヤンミ)を敵に回すべきじゃない。私のため、あなたのためにも…忘れてちょうだい」と頼み込む。ジウォンが体現するうつろな瞳と痛々しい表情が、テソプとヤンミの板挟みになるサンアの苦しみの深さを物語る。
そんなサンアのため、一度はナム市長のスキャンダルを封印しようと考えたテソプ。だがすぐに、テソプは不穏なものを感じ取る。「妻は何か隠してる」。演じるジフンの鋭い表情がストーリーの緊迫感をさらに高める。

■サンアの悲痛「だからイ・ヤンミが必要なのよ!」
テソプは影の協力者ファン・ジョンウォン(ナナ)を使い、サンアの身辺調査を開始。するとサンアの身辺に殺人を犯して服役中の男パク・ジェサンの影が見え隠れし始める。怯えと焦りの表情を浮かべるテソプ。どうやら夫婦の過去には、ジェサンと彼が起こしたとされる殺人事件が影を落としているようだ。
“世紀の結婚”とまでささやかれた華やかなカップルの、世間には決して見せない壮絶な心理戦が繰り広げられていく。第2話のハイライトは、性接待映像公開に踏み切ったテソプをサンアが問いただす場面だ。
ナム市長が失脚すれば、ヤンミも無傷ではいられない。そうすれば、サンアが芸能界に返り咲くことも難しくなる。サンアは「女優として生きること…もう一度輝くことが、私の生きる理由なのよ。だからイ・ヤンミが必要なのよ!」とテソプに本心をぶつけ、「だから終わりにして。お願いよ」とすがる。
だがその裏で、サンアは獄中のジェサンとつながり、何かを企んでいる様子。そしてテソプはジョンウォンを使い、サンアの動きを全て把握していた――。
淡々とした雰囲気ながらも次第に緊迫感を増していくストーリーが視聴者の心をつかんだ第2話に、視聴者からは「対立しながらも愛を断ち切れないテソプとサンアの関係にゾクゾクする!」「テソプとサンアの過去が気になって眠れない!」といった声が上がり、2人の運命のカギを握るであろう過去に注目が集まっている。
サンアが隠している企みとは。そして、それを把握した上で泳がせるテソプの狙いとは…。今後、2人を結び付けた起点である“殺人事件”の全容について、明かされていくことになりそうだ。
「CLIMAX/クライマックス」(全10話)は、Leminoにて毎週土・日曜に1話ずつ配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

