息子の“発達の遅れ”を相談するも「気にしすぎ」無関心の夫 → 発達検査の結果に、夫が『涙したワケ』

息子の“発達の遅れ”を相談するも「気にしすぎ」無関心の夫 → 発達検査の結果に、夫が『涙したワケ』

息子の発達に不安を抱く妻と、どこか他人事だった夫。
そんななか迎えた発達検査の日、予想もしなかった夫の反応が、夫婦の関係を大きく変えることに──。
今回は筆者の友人から聞いた、心に残る子育てにまつわる夫婦関係のエピソードをご紹介します。

他人事だった夫

『息子は言葉の発達が遅れているのでは?』とあるとき気づいたのは私の方でした。

2歳を過ぎても言葉が少なく、なかなか話せないままでいた息子。

保育園の先生からも、
「一度、相談に行ってみては」
と勧められて日に日に不安が膨らんでいきました。

しかし夫に相談しても、
「気にしすぎだよ」
「男の子ってそんなものじゃない?」
とまるで他人事。

子育てへの意識に差があるように感じ悩みつつも、とにかく不安で仕方なかったこともあり、半ば強引に夫を連れて息子を検査してもらうことにしました。

改心

一通り検査を終えた後、息子の様子を丁寧に見守ってくれていた専門スタッフからは、言葉を選びながらもこのように診断されました。

「少し言葉の理解がゆっくりかもしれませんね」
「しっかりこれから細かい検査をする必要がありそうです」

その言葉を聞いた途端、横にいた目から涙をこぼす夫を見てとても驚いた私。

夫が涙したことなど、交際時も結婚してからも、ほとんど見たことがなかったからです。

「俺、全然気づいていなかった」
「息子をちゃんと見てあげられていなかったなんて父親失格だ」

そう放心状態でつぶやく夫の姿に、私の方が泣きそうになりました。

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