春は始まりの季節として、緊張感や不安、期待などの空気が混ざっているようで不思議と心がざわつくような気がします。そんな中でふとした瞬間に、過去の記憶が呼び起こされることはありますか?
今回は筆者の友人の体験談です。
当時の私たちと、今の私たち
4月のある日、駅で見覚えのある背中を見つけ、思わず柱の陰に身を隠してしまいました。
それは5年前に別れを選んだかつての恋人。仕事に夢中だった私を、いつも隣で応援してくれ、不器用な私の長所を誰よりも見つけてくれた優しい人でした。
けれど、当時の私たちはそれぞれの家庭の事情、目指す場所の違いなど気持ちだけではどうしても超えられない現実に直面していました。
声を掛けることはせず、心の中で「元気そうでよかった、幸せでいてね」とつぶやきました。
未練が感謝に変わる瞬間の清々しさは、大人になったからこそ味わえるものかもしれない、また一つ成長を感じた4月の出来事だったそうです。
出会いと別れがあるからこそ、人は成長するのかもしれませんね。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:ねこの
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

