3.信頼関係にヒビが…
前述した2つの問題がこじれると、最悪の場合、おやつ=病院、爪切りに加え、悪代官のごとくウソをつく飼い主さん、という負の構図が、愛猫のなかで築き上げられます。
おやつの威光が無効化するうえに、大事な病院通いも遠のき、果ては伸び放題の爪でそこらに爪とぎされまくります。
性格がデリケートな愛猫だったら、飼い主さんから触られることすら、「No!」と拒絶するようになるかもしれません。愛猫にとって、飼い主さんを含めた「安全神話」が崩壊した状態です。
信頼関係が崩れるような悲劇を避けるには、おやつを先行き不安な片道切符ではなく、病院通いや爪切りの困難に打ち勝ったご褒美として提供することが大切です。まさに、こんな状況こそ、おやつがおやつとして最大限の効力を発揮するタイミングと言えます。
不快なことに直面しても、その先に大好物が待ち構えているなら、愛猫も苦難を見事に乗り越えられることでしょう。
愛猫が苦手なイベントに挑戦する際は、おやつの出し時だけには十分に留意してください。
まとめ
今回は、飼い主さんがおやつという名の「ウソ」をつくと、どんな悲劇が生まれるのか、3つのパターンに分けて解説しました。
結論から言うと、おやつを「ウソ」としてではなく、「ご褒美」として活用するほうがメリットが大きい、ということです。
人間社会でも、「ウソ」をつく状況によっては、物事がスムーズに展開することがあります。そういう意味では、猫の場合も、「ウソ(おやつ)」はタイミング次第と言えるかもしれません。
良好な信頼関係を保つためにも、飼い主さんは上手に「ウソ(おやつ)」を使うようにしましょう。

