【知ってた?】十五夜だけの「片見月」は縁起が悪い?実は“2回”お月見をするのが暗黙のルール!?日本の伝統と月見団子の秘密

【知ってた?】十五夜だけの「片見月」は縁起が悪い?実は“2回”お月見をするのが暗黙のルール!?日本の伝統と月見団子の秘密

「中秋の名月」とは?

 「中秋の名月」とは、旧暦(明治5年まで使われていた暦)の8月15日の夜に見える月のこと。旧暦では7月から9月が秋とされ、8月15日は秋の真ん中にあたるため「中秋」、月が1年で最も美しいことから「中秋の名月」と呼ばれるようになったとか。ちなみに「十五夜」は本来、旧暦で毎月15日の夜(月齢15日の月)のことを指していましたが、いつの頃からか特に旧暦8月15日の月を指して「十五夜」と呼ぶようになったと考えられています。

 なお、「中秋の名月(十五夜)」は満月を愛でるというイメージを持っている人は多いと思いますが、実は必ずしも満月であるとは限りません。十五夜当日が満月だったのは直近では2023年。今年は十五夜の翌日(10月7日)が満月です。十五夜当日からリアル満月まで、2夜連続でお月見が楽しめてラッキーですね。

十五夜に月見団子を食べる理由

月見団子の由来と意味

 さて、「中秋の名月(十五夜)」の月見に欠かせない食べものと言えば「月見団子」でしょう。お月見に団子を供えるようになったのは江戸時代になってからと言われ、それまでは十五夜(旧暦8月15日)は芋、1カ月後の十三夜(旧暦9月13日)には豆や栗が供えられていたそう。その名残りで、十五夜は「芋名月」、十三夜は「豆名月」「栗名月」とも呼ばれています。

 農作物の収穫時期とも重なることから、その年の豊作に感謝し、翌年の五穀豊穣を祈願する意味で、収穫したばかりの農作物や米で作った団子を神さまへお供えするようになったのでしょう。「月見団子」は感謝と幸せを分かち合う、日本の素敵な風習を象徴する食べものと言えそうです。

配信元: LASISA

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