十五夜の後は「十三夜」も忘れずに
なお、十五夜にお月見をしたら、十三夜にもお月見をするのが古くからの暗黙のルール。一方のみのお月見は「片見月」と言って縁起が悪いとされています。今年の十三夜は11月2日(日)です(満月は11月5日)。覚えておきましょう。

お供えものはおいしくいただこう
お月見でお供えした食べものは、私たちもいただくことで、神さまのパワーを自分たちの体に取り込み、健康や幸せを得られると考えられてきました。月見団子、里芋の煮っころがし、栗ごはん、ブドウ、月見酒、卵を月に見立てた月見蕎麦(そば)などなど…。美味しい食べものをいただける幸せに感謝しながら、秋の夜長のお月見を楽しみましょう!
※参考文献)電子辞書版『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、電子辞書版『角川俳句大歳時記』角川学芸出版,2013、『ブリタニカ国際大百科事典 小項目電子辞書版』ブリタニカ・ジャパン,2018
(野村ゆき)

