介護をしていると、「どうしてこんなことが起こるの?」と戸惑う場面に出合うことも。昨日まで普通にできていたことが急にできなくなったり、思いも寄らない行動に驚かされたり――。そんな日常の中で、介護者が悩んだり、思わず苦笑いしてしまったりする瞬間は少なくありません。そんな介護の現場で実際に多く聞かれる「あるある」なお悩みを、4コママンガ形式で紹介します。
ループする孫トーク




私の祖父は、孫の話をするのが大好きです。何かのきっかけで話し始めると、なかなか止まりません。同じ話を3回ほど繰り返すこともありますが、祖父は毎回とてもうれしそう。
聞いているこちらも、つい笑ってしまいます。孫の存在が祖父にとってどれほど大きいのかが伝わってくる瞬間です。
【医師からのアドバイス】高齢者が同じ話を何度も繰り返すことは、決して珍しいことではありません。特に、うれしかった出来事や大切に思っている存在については、その気持ちが強いほど何度も話したくなることがあります。加齢にともない記憶の働き方に変化がみられることもありますが、まずは「孫が大好き」という前向きな気持ちの表れとして受け止めることも大切です。無理に話をさえぎったり、「さっきも聞いたよ」と強く否定したりすると、ご本人の自尊心を傷つけてしまうことがあります。笑顔で相づちを打ちながら聞いたり、写真や最近の出来事に話題を広げたりすると、気持ちよく会話が続きやすくなるでしょう。なお、同じ話の繰り返しが急に増えたり、日常生活で困るような物忘れが目立ったりする場合は、認知機能の変化が隠れていることもあるため、かかりつけ医に相談することも検討してください。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部、AI生成画像を使用しています。
著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

