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松本幸四郎、京都の新たな魅力を“秘蔵の名所旅”で発見「また京都が好きになりました」<あなたの知らない京都旅>

松本幸四郎、京都の新たな魅力を“秘蔵の名所旅”で発見「また京都が好きになりました」<あなたの知らない京都旅>

松本幸四郎が京都を深掘りする旅に出る
松本幸四郎が京都を深掘りする旅に出る / (C)BS朝日

歌舞伎俳優・松本幸四郎が旅人として番組初登場する番組「あなたの知らない京都旅」(毎週月曜夜9:00‐9:54、BS朝日)が4月27日(月)に放送される。ナレーターは篠井英介が担当。放送に先駆け、幸四郎からコメントが到着した。

■「あなたの知らない京都旅」

同番組は、さまざまな旅人が“いままで知らなかった京都”をより深掘り、単なる“旅”ではなく京都の新たな魅力を発見するもの。

今回のゲストである幸四郎にとって切っても切れない特別な場所、歌舞伎発祥の地・京都。舞台や時代劇の撮影などで今もたびたび訪れるこの街は、幸四郎を育ててくれた大切な存在でもある。

幸四郎は長年通い続ける中で見つけてきた「秘蔵の名所」も数多くあるといい、今回はその中から選りすぐりのスポットを紹介する。さらに、普段は見ることができない特別な場所にも足を運ぶ。

■世界遺産・西本願寺を念願の初訪問

最初に訪れたのは、京都駅のほど近くに門を構える世界遺産・西本願寺。40年近く門前を通りながらも、一度も中に入ったことがなかったという幸四郎にとって、念願の初訪問となる。今回は通常公開されていない「飛雲閣」も見るが、その前に「現存最古の能舞台」を特別に見せてもらうことに。

歴史を感じさせる佇まいを前に、幸四郎は「過去のものではなく、今も生き続けている。そんな強さを感じますね」と語り、深い感銘を受ける。しかも国宝に指定されるこの能舞台は、徳川家にゆかりが。この地に能舞台が寄進されることになった、運命を感じる偶然の積み重なりが明らかになる。

そして飛雲閣へ。金閣・銀閣と並び“京都三名閣”のひとつに数えられるこの建物は、通常は公開されておらず、外観ですらめったに見ることができない国宝建築。幸四郎は石橋を渡りその内部へと足を踏み入れる、もともと石橋はなく、特別な方法で客人を迎えていたという。

飛雲閣は三層からなる楼閣建築で、各層に違った仕掛けを設け客人をもてなしていた。今回は、特別公開の日でも入れない二層・三層も撮影が許可され、幸四郎がその魅力を体感する。初層は広々とした空間。部屋の襖や障子の腰板などいたるところに柳が描かれていることから「柳の間」とも呼ばれ、静寂な空気が流れる。

二層目には、平安時代の和歌の名人「三十六歌仙」の姿が室内に20人、外からも見える外面に16人が描かれている。この部屋では、歌人たちに囲まれた客人が和歌を詠み楽しんでいたそう。 そして向かった三層目、階段を上った先に広がっていたのは、装飾のない闇に包まれた空間だった。幸四郎は、当時の客人に思いを重ねながら、飛雲閣がもたらす非日常のおもてなしを堪能していく。

■襲名披露も行った特別な場所を訪れる

続いてやってきたのは、出雲阿国像が建つ鴨川のほとり。この地から発展したのが歌舞伎で、すぐそばには「南座」がある。実に400年もの歴史を誇る南座は、幸四郎にとっても18歳で初めて舞台を踏んで以来、襲名披露も行った特別な場所。

毎年12月の顔見世興行では、まねき看板が南座正面に掲げられ、歌舞伎俳優の名前がずらりと並ぶ光景は京都の冬の風物詩となっている。そこで幸四郎は、まねき看板を手掛ける職人のもと、長岡京市を訪ねる。

独特の書体は、江戸時代に考案された「勘亭流」。 2023年からその技を受け継ぎ、5代目となる書家の川端さんに、実際にどのように文字を書くのか実演してもらうことに。まずは勘亭流、そして初代が顔見世公演のために考案したというまねき専用の書体で「松本幸四郎」という文字を披露する。

次の“秘蔵の名所”は、グルメ。太秦の大映通り商店街にある、昭和43年創業の喫茶店「萩」を訪ねる。マスター夫婦が二人三脚で営んできた店は、どこか懐かしさを感じさせるアットホームな雰囲気。幸四郎は、撮影で太秦に滞在する際には必ずといっていいほど足を運ぶそう。

カウンターに腰をおろし、幸四郎が「いつもの」と声をかけると、マスターは幸四郎の大好物だというここでしか味わえない一品を用意し始める。

■幸四郎が会いたいと熱望する人物・安倍晴明

さらには、幸四郎が「ぜひ会いたい」と熱望する“人”がいる「晴明神社」へ。ここにまつられる陰陽師・安倍晴明は平安時代の天文博士で、祈祷など天皇や貴族たちから絶大な信頼を得ていた人物。幸四郎にとってもドラマや歌舞伎で何度も演じてきた当たり役だ。

これまでも役作りのため晴明について学んできた幸四郎だが、今回はその実像に迫る。さまざまな伝説が残りミステリアスなイメージの晴明、神社秘蔵の“宝”から意外な姿も明かされる。「想像していたのと違います!」と目を見張る幸四郎。宮司から詳しく話を聞き、晴明についてより深く知ると「早く次をやりたくなってきました」と、役のイメージがかき立てられた様子。

旅の最後、自分へのご褒美として訪れたのは、河原町通に暖簾を掲げる店。ここ「季の美」は、京都初のジン専門蒸留所。幸四郎はずっと取り寄せをしていると話し、「ジンは『季の美』しか飲んでいない」というほどお気に入りだと告白。念願かなって訪ねた店舗兼バーで、本数限定の特別なジンを体験。京都の素材にこだわった特別な一杯を味わいながら、「京都はやっぱりいいところですね…」としみじみ語りだす。

■松本幸四郎のコメント

――松本幸四郎さんの「秘蔵の名所」というテーマでした。ゆかりの地や人を巡った旅を終えての感想は?

京都というと歴史が感じられる場所ですし、今回も十分に感じられたのですが、どれもが過去のものではなく、現在まで引き継がれている、“生きている伝統”だと強く感じました。

西本願寺にしても、維持し続ける大変さは計り知れないと思いますが、それを守り、生かし続けている方々がいらっしゃる。一方で、太秦の「萩」のご夫婦のように、今を楽しみながら生きている方にもお会いできました。場所だけでなく、人を感じられる旅になりました。

――今回の旅で、特に印象に残ったことは?

出会ったどの方にも、いわゆる“職人”という印象を受けました。西本願寺を守ることも、それにすべてを注がなければできないことですし、まねき看板の勘亭流の職人の方も同じです。皆さんは守る、引き継ぐ、そして未来へつないでいくという思いをお持ちで、それはやはり先人への尊敬の念があるからこそできることなのかなと。これは、全てのところに共通していると思いました。

――今回の旅で改めて発見したことや、より興味を持ったもの・場所などはありましたか?

“おもてなし”のあり方ですね。もちろん、歴史の重みやすごさは十分に感じられるのですが、その伝え方、おもてなしの仕方がとても印象的でした。例えば、西本願寺の飛雲閣は場所ごとにまったく異なる顔を持つ空間で、それぞれに当時の人々のおもてなしの極みが表れていました。その精神が今も受け継がれていることを強く実感しましたね。

――幸四郎さんが思う、京都の魅力とは?

歴史を身近に感じられる場所であることはもちろんですが、京都は革新的な精神がとても熱い場所でもあると思います。意外ととんがったことに挑戦している方が多いですし、京都から始まったものも数多くあります。歴史を守りながら、それを生かし続けていくためには、常に新しいものを取り入れ進化していくことが必要。そうした意識を持った方々や場所というのが京都の魅力なのかなと思います。

――幸四郎さんにとってどんな旅になりましたか?

やっぱりまた京都が好きになりました(笑)。知れば知るほど面白い場所だとも感じたので、さらに深入りしたいなと思える旅になりました。

――今度また京都を巡るとしたら、どんな旅がしたいですか?

まだ知らないところが限りなくあるんだろうなということも実感したので(笑)。まずは行ったことのないところへ。京都の中でも、これまで聞いたことのないような場所に足を運んでみる、そんな旅をしてみたいですね。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

京都という場所を通して感じたのは、現在もなお京都が京都としてあり続けているのは、そこにいる方々が懸命に京都を生かし続けている。だからこそ、京都は今も輝いているのだと思いました。ぜひ皆さんにもそんな京都を感じに来て、ぶらりと歩いてほしいなと思います。


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