
料理家・食育インストラクターの和田明日香が、ゲストとリラックスした“宅飲み”を楽しむ人気番組「和田明日香とゆる宅飲み」(毎週火曜夜10:00-、BSテレ東)。4月21日の放送回には、RHYMESTERの宇多丸が登場。憧れの相手を前に珍しく緊張する和田とレジェンドならではの深い言葉が交差し、音楽と人生観がじっくり味わえる回となった。
■「やべえ、宇多丸さん来た」和田明日香がガチ緊張
宇多丸が登場するや否や、「やべえ、宇多丸さん来た」と大興奮の和田。大ファンだという本人を前にした緊張感からか、「ず…ずっと見てます」と珍しくもじもじしたようすを見せる。
乾杯前には宇多丸がRHYMESTERの独自文化「プロドリンク」を紹介。ライブ40分前からビールを2本ずつ飲み、テンションを上げるのだという。そんな独自文化の存在も知っているほど音楽好きの和田は、「音楽業界で働きたいと思って、MTVでインターンしてたぐらいなんですよ」「一瞬だけDJサークルに入ったことがあって」と照れながら打ち明けた。
一方で宇多丸は「恥ずかしいんですけど、朝の9時までレベル上げをしてたんですよ、ゲームの」と語るなど、マイペースな一面を披露。料理経験はほぼなく、過去にテレビ番組の料理コーナーに出演した際には「包丁の持ち方が危なすぎる」と視聴者から苦情が殺到したというお茶目なエピソードを明かす。
■宇多丸が語る“HIPHOPの今”
日本語ラップの黎明期からシーンを牽引してきた宇多丸は、「外来文化をどうやって日本に定着させるか」を常に考えてきたと語る。なにしろ当時は「(日本人のラッパーが)100人は絶対いない時代」だったという。
ライバル同士で競い合う中、フリースタイルラップの登場によって関係性にも変化が生まれる。そして「ライバルだけどめちゃくちゃ仲いい」という独特の文化が育まれていった。
現在の音楽シーンについては、“安く速く音楽が消費される”という点に戸惑いを感じつつ「目先でウケることだけを目的に作ってない」「前が良かったとは、あんまり思わない」と冷静に分析する。
さらに「綺麗に正解をたたき出すことが楽しいかっていうと、ちょっとそれだけじゃない」とも語り、RHYMESTERのメンバー・DJ JINの「曲のつなぎが上手くいきすぎた時はちょっとだけずらす」というテクニックを紹介。あえて“ずらす”ことでライブ感を生む、という創作・表現の奥深さにも言及した。
■宇多丸が語る人生観…好きなことは若い時に
ラッパーになるにあたって、家族に反対されたことはなかったという宇多丸。両親はどちらも就職後に大学で学び直す経験をしており、「道をあとから選び直すとか全然ありだし、レール外れるのありって感じはあった」と明かす。
それを受け、和田は「うちも息子、学校行かないでギターばっか弾いてるんですよ」と悩みを吐露。すると宇多丸は「好きなこと見つける、好きなことにトキメクとかは、若い時じゃないと見つけられない」と的確にアドバイスする。さらに自身の学生時代について「授業も出ずに、HIPHOPの話をしに部屋に溜まってとか…あれとんでもねえことしてた」と振り返った。
レジェンドを前に緊張していた和田だが、最後は「とっても優しくてお上品で素敵な方でしたね」とすっかりリラックス。「“ラッパー怖い”と思ってる人全員に見てほしいですね」と締めくくる。
次回4月28日(火)の「和田明日香とゆる宅飲み」には、高橋克実が登場。宇多丸の人柄が強く印象に残る回となった21日放送回はTVerにて見逃し配信中だ。


