
春を告げる食べ物の1つがアーティチョーク。
ウロコ模様が付いたマラカスのような見た目ですぐに見つけられます。
最初に緑の部分をひたすら剥いて処理する他に、丸ごと蒸したり、たて半分に切って焼いたりできます。
が、とにかく食べられる部分は花のつぼみの下部、つまりガクの部分のみ。
ゴミがたくさん出るし、たくさん剥くのが面倒だけどせっかくだから食べたい・・・
というのなら加熱済みの缶詰めや瓶詰めが売っています。
さて、とある70代のフランス人女性が、和食であるタケノコの薄切りと昆布の炊きものを
「良かったら食べてみてください」
と振舞われたときのこと。
彼女は既に出汁や醤油は食べた経験があるとはいえ、「竹」を食べるのは初めて。
歯が弱ってきているから硬いものはちょっと、と恐る恐るタケノコを口にした途端、
「あら」
と不安が消し飛んだ表情に。
「食感がアーティチョークに似てるから親しみが持てるわ」
ということで一気に空気が和らぎ食事と会話が再開しました。
なるほど。柔らかい中にわずかに感じるシャクシャクとした食感、そしてタンパくな味は確かにアーティチョークとタケノコのスライスの共通点と言えます。
いつかタケノコを初めて食べるフランス人に出会ったら、アーティチョークを例に出して説明すると、初めてのハードルが下がるかもしれません。

