
元祖もつ鍋楽天地を運営する楽天地は、もつ鍋をファストフード化するという挑戦から生まれた新ジャンルメニュー「もつ鍋ちゃんぽん」を、モツ酒場楽天地KITTE博多店、元祖もつ鍋楽天地福岡空港国際線フードホール店にて販売している。この「もつ鍋ちゃんぽん」が累計2万杯を突破したことを記念し、楽天地オリジナルデザインのトートバッグをプレゼントするキャンペーンも実施中だ。
「もつ」という食文化を世界に
元祖もつ鍋楽天地は、もつ鍋専門店として創業49年。博多発祥のもつ鍋、そして「もつ」という食文化を世界に伝えている。
もつ鍋が美味しく、それを自分の生涯の仕事にしたいと考えた水谷寿氏が、1976年5月に福岡市でもつ鍋専門店楽天地を創業。当時は地元客が7割、観光客が3割だったが、マスコミからの取材が増え、全国から「もつ鍋セット」の注文が殺到するようになり、社員の採用を始めてから10年間で売上は8倍へと拡大した。

現在は博多・天神エリアにおいて15店舗を展開し、最多の店舗数、客席数を誇っている。Googleのクチコミも136,670件(2025年9月30日時点)の投稿があるという。飲食店でありながら福岡の観光産業の一翼を担い、海外からのインバウンド客も年間30万人利用しているそうだ。食文化を通じ世界中の人々に感動と幸福を提供することをビジョンに掲げ、2033年には売上高100億円を目指している。
「もつ鍋ちゃんぽん」誕生の背景

また、「世界のもつ鍋王に俺たちはなる!!」ために、海外の人にも博多名物“もつ鍋”の美味しさをもっと味わってほしいという想いから、今年4月には福岡空港国際線ターミナルのフードホールに出店。この出店が、「もつ鍋ちゃんぽん」誕生の大きな機会となった。
もつ鍋といえば、滞在時間は平均90分ほどで、ゆっくり時間が取れるときでなければ食べられない。しかし、出国直前の人たちにとって90分は少々長い。
「それでもぜひとも美味しいもつ鍋を食べてほしい」という願いを込めて作り上げたのが、もつ鍋の新ジャンルメニュー「もつ鍋ちゃんぽん」だ。これは最短7分程度で食べられるため、観光客だけでなく、サラリーマンやOLがランチで手軽に食べられる商品にもなっている。
「もつ鍋ちゃんぽん」は、ラーメンのようなどんぶりにもつ鍋の具材と、もつたこ焼き、もち、締めのちゃんぽんを最初から入れ、ぐつぐつ煮込んで提供。もつ鍋と違い一人でも気軽に食べられる。この手軽さと旨さが「日本旅行の最後の思い出に」食してくれる海外の人にも大好評だという。
