
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、イータさんが描く『おがみやあかつき』(ナンバーナイン刊)より、主人公・暁(あかつき)の両親のエピソードを描いた『オノマトペがわからなすぎる』をピックアップ。
イータさんが3月26日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、4万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、イータさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■オノマトペを使う外国人夫

ある日、イギリス人のアーサーは、
「なぜハムスターは『とっとこ』走るんだ」
と日本特有のオノマトペに疑問を持つ。妻のかなたは、それに対し「なんとなくかわいいから」と答えるも、アーサーは納得がいかない様子。その数十年後、激しく天気雨が降った日、アーサーは帰宅すると、
「ゴチゴチに降られたよ」
とかなたに自然と言う。彼なりにオノマトペを使いこなす様子に、かなたは「もうネイティブだなぁ…」としみじみ思うのだった。
作品を読んだ読者からは、「日本語の難解さが身に染みる」「パッパカも教えて差し上げて」「オノマトペは完全に感覚」「日本人みんな知ってるどんぶらこも謎がすぎる」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・イータさん「ハムスターはとっとこ走るけどどうしてなんだろう、ということをふと思った」

――『オノマトペがわからなすぎる』のエピソードを描かれようと思ったきっかけや理由などをお教えください。
私ですね、生涯を通して緩~く英語を勉強しております。くわえて現在執筆している『おがみやあかつき』という作品の主人公の父親がイギリス人なのですが、その彼が日本に渡日したばかりの頃、疑問に思いそうなものをおまけ漫画として描きました。私生活で英語ネイティブの友達に恵まれまして。彼らもまた多言語話者なので、その中で日本語に関する悩みだったりを教えてもらったところ、日本語を勉強する中でオノマトペが難しいという話を聞いたので、そういえばハムスターはとっとこ走るけどどうしてなんだろう、ということをふと思ったのでしたためました。
――今作の中で特に気に入っているシーンや、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
主人公の母(つまり妻)に教えてもらうんですが法則性がつかめず『Huh?』(どういうこと?)というシーンがあります。このHuh?は有名なミーム動画があって、猫がにゃあと泣いている音声にかぶせて『huh?』というアフレコが入っているんですが、その音声を思い出して読んでほしいと思っております。くだらなくてすみません。
――X(旧Twitter)の投稿には多くのいいねやコメントが寄せられましたが、特に印象に残っているコメントはありますか?
語学考察系のコメントのなかに一つだけ引用リプで「私の旦那白人だからえらい」とついたコメントですね。バズるとこういうのも来るんだなぁと昨今のネット距離感に対するアレコレなんかを考えました。
――『おがみやあかつき』のVol.5が2026年2月に発売されましたが、最新刊の見どころをお教えください。
古い友人が別れ際伝えるのは挨拶ばかりではない、というところですね。とある霊感をお持ちの方がおっしゃってたんですが、人は幽霊になると理性がなくなるんだそうです。なくなってもなお人であろうとするのは、実は難しいことなんだ、ということを考えながら書きました。
――イータさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
なるべく多い人に読んでもらえることですね。単行本出したいです。努力しなければなりませんね。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
まだまだつたないですが、日々努力しておりますので、作品を読んでもらえたらうれしいです。精進してまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。

