
水上恒司が主演を務めるドラマプレミア23「シナントロープ」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレ東系ほか/TVerにて配信)が放送中。
同ドラマは街の小さなバーガーショップを舞台に、複雑に絡み合う人間模様が描かれる男女8人の青春群像ミステリー。街の小さなバーガーショップ“シナントロープ”で働く大学生の都成剣之介(水上)は、バイトの同僚・水町ことみ(山田杏奈)に密かに思いを寄せていた。そんなある日、不可解な強盗事件が発生し、静かだった日常が少しずつ歪みはじめ、揺らぎ出した関係と感情が次々と事件を引き寄せていく。現代の若者たちを投影したリアルな人間模様と、不穏な世界観の中で緻密な伏線や巧みな会話劇で描かれる。
このたび、水上と山田にインタビューを敢行。同ドラマの見どころや役への思い、“狂愛”しているものについて語ってくれた。
■水上恒司「すごく楽しんで作品を作れています」
水上恒司(以下、水上):オファーをいただいたときには結末が決まっていて。準備をする段階でいろいろと試行錯誤できたことは、逆算で役作りをする僕のスタイルに合っていました。
山田杏奈(以下、山田):確かに、しっかりとした脚本が出来上がっていて、全体の情報を提示してもらえているのはありがたいことだなと感じました。
水上:結末までできているからこそ、芝居に対しての考えを試されていたり、物語に詰め込まれているいろいろな要素を見落とさないようにという緊張感もあり。すごく楽しんで作品を作れています。また、映像として見せていく会話劇って日常生活での会話とは少し違う気がして。決まっているせりふにリアリティーを持たせるために間を入れたりと工夫しています。
山田:シンプルにせりふが多くて楽しいです!
水上:分かる、楽しいよね! たくさんしゃべってるなって(笑)。
山田:ジーっと待っているシーンより、たくさんしゃべっているシーンの方が面白いですよね。
■山田杏奈、現場の雰囲気は「いいバランスで動いているなと」
――また、都成や水町と同じバーガーショップで働くメンバーには、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃の同年代キャストが名を連ねる。
山田:水上さんをはじめ、同年代の役者さんたちと作品を作れるのが私はすごく楽しみでした! 現場では、皆さんと作品について話をしたりもしますし、おのおのマイペースに過ごす時間もあったり、いいバランスで動いているなと。
水上:本当に! いい感じの現場です。杏奈ちゃんとは3回目の共演ですが、改めて本当によく考えている役者さんなんだなと。自分も奮い立つような刺激を受けています。お互いに成長しないとね!
山田:はい! ありがとうございます。作品に入る前にリハーサルをしたんですが、水上さんがドンっと真ん中で構えていてくださり、水上さんのお芝居に乗っていけば、安心だなと思いました。
水上:ありがとうございます!
■水上恒司&山田杏奈が推し本を明かす
――物語は不可解な強盗事件が発生したことで、一緒に働く8人の若者たちの日常が少しずつゆがみ始める様を描く。一つの事件をきっかけに物語が動きだすのだが、2人のハプニングへの対応力や環境の変化への適応力は?
水上:一緒にいる人のハプニングには冷静でいられますが、自分事になると慌てちゃうかも。あと、緊張しいなので、新しい現場は毎回緊張します。今回の現場もです。
山田:本当ですか? 見えない。
水上:見えないでしょ? 隠しているつもりもないんですが、緊張が出ないので損しています(笑)。
山田:現場では全然感じないです(笑)。私も自分事になると慌ててしまうのは一緒です。そういうときは人に助けてもらいます。
――読書の秋。水上さんと山田さんの推し本は?
水上:藤子・F・不二雄SF短編集の中に「間引き」という作品があるんですが、食料自給力が下がった世界で、夫が妻に殺されるという内容で。ドラえもんなどを描いた人がこんな“毒”を持っているんだと感じられるのが好きです。
山田:早瀬耕さんの「未必のマクベス」という小説がすごく好きです。旅小説であり、ミステリーでありみたいな、結構ボリューミーな内容ですが、ぜひ読んでくださいっていろいろな人におすすめしています。
◆撮影=山田大輔/スタイリスト=藤長祥平(水上)、渡邊薫(山田)/ヘア&メーク=中村みつき(水上)、菅長ふみ(山田)
※「月刊ザテレビジョン」2025年11月号より

