
フランスの地方の街では日曜日、ケバブとファーストフード店以外で昼から夜まで営業していて、しかもノンストップで食事ができる飲食店は多くありません。
日曜は休み、もしくは夜のみ営業というレストランが多いのです。
そんな中で助かるお店の1つが「オ・ビュロ(Au Bureau)」。
フランス全国に200店舗以上あるブラスリーです。
食事のチョイスはタルトフランベ、バーガー、肉やボリュームサラダなどで、デザートも充実しています。
例えば美術館を空いている昼時に見て、その後に小腹を満たしたい、もしくはつまみと共に一杯飲みながらひと休みしたいという時にとても助かるお店なのです。
チェーン店なので看板のデザインはどこも同じなのですが、立地によって店の大きさや雰囲気が異なってきます。
ディジョン市の「オ・ビュロ」は20代や30代の若者が夜に集まっているのを見かけます。
何といっても店があるこのレピュブリック広場は複数路線のバスとトラムの停留所があることに加え、土曜午後の恒例イベントとなっている各種デモ行進の発着点という、反骨精神がある人もたくさん集まる場所。
そんな性格も手伝い夜中は当然治安に心配があるので長居は無用です。
ところ変わってブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方の東部、ベルフォールにある「オ・ ビュロ」はと言うと、1階建てで間口もフロアもディジョンのそれより一回り小さいサイズ。
建物に囲まれた中庭席も大変心地よさそうです。
そして立地はというと、中心街から徒歩5分ほど外に出て、車通りから少しだけ引っ込んだ駐車スペースに面して建っており、メルキュール(Mercure)ホテルと併設しています。
こちらは場所柄デモ行進とは縁がなく、日曜日の午後の客層は少し年齢層が高め。
ブラスリーというざっくばらんな雰囲気の中、家族連れや近所の知り合い同士、老夫婦などが遅い昼食?又はアペロ?(夕食前の一杯)と共に世間話に花を咲かせています。
因みに「オ・ビュロ」というのは直訳すると「オフィスで」という意味に。
この名前の由来は
「今オフィスにいます」
と外出中のアリバイ作りを手伝うため、ではないようです。
「オ・ビュロ」のキャッチコピーは
「ここでは仕事をしない!」
(On fait tout sauf bosser Au Bureau !)
どうやら逆説的に、ここでは仕事から離れてみんなワイワイ楽しもうじゃないか、ということを示唆しているようです。
一杯飲みながらつまみをシェアするアフターワークセットでリラックスしてみては?。


