リサさんは、結婚1年目で現在妊娠中です。既婚でバリキャリ・子どもを持たない選択をしている「ゆうさん」と、独身で推し活が趣味の「のんさん」とは、高校と大学の同級生で、卒業後も親しくしている友人です。
リサさんは女子会で、のんさんの結婚、ゆうさんの出産について次々に口を出し、アドバイスという名のマウントを取ります。2人はうんざりしながらも、「女の幸せは結婚・出産だけ?」と悩みます。一方のリサさんは、貧乏時代を乗り越え、結婚・妊娠したことで安定した生活を手に入れ、「勝ち組だからアドバイスしているのに」と、言うことを聞かない2人に不満です。
リサさんは、「のんさんの婚活ため」と言ってセッティングした食事会で、のんさんが高収入イケメンの坂口さんと意気投合すると、「生意気に」と見下します。
再び開いた女子会で、のんさんに進展がないことがわかると、残念そうにしながらも内心「ですよねー!」と嘲笑っていました。さらに、ゆうさんにも妊娠・出産の説得を繰り返し、「さすがにしつこい!」と怒られます。
のんさんが間に入り、なんとかその場をおさめますが、リサさんは「女の嫉妬はやだね~」と何も分かっていないよう。解散後、友人2人が自分より幸せじゃないと決めつけ、「絶対結婚して子どもを産んだほうがいいに決まってるのに。そのためにいろいろ言ってあげてんのに!」と不満を募らせます。
そして翌月、無事に出産します。
女友だちとぎくしゃくしたまま出産を迎えて…














女子会の翌月、リサさんは元気な男の子を出産。
お祝いにかけつけたのんさんとゆうさんは、赤ちゃんを抱っこして「かわいい~~♡」と盛り上がります。
すると、リサさんが「2人とも、子どもほしくなったでしょ?」とひと言。
「そうきたか……」
察した2人が当たり障りのない返事をすると、「ぜーーったい子ども産んだほうがいいよぉ~♡」と、リサさんは満面の笑みで畳み掛けるのでした。
▼出産後も、友人への押し付けがやめられないリサさん。自分が幸せだと感じる出来事ほど、誰かにも勧めたくなることがあります。しかし、結婚や出産のような人生の選択に“正解”はなく、幸せの形は人それぞれです。善意のつもりでも、相手の事情や気持ちを無視した言葉は、祝福の場さえ気まずく変えてしまいます。
本当に大切なのは、自分の幸せを誇ることでも押し付けることでもなく、相手の選択も尊重できること。嬉しいときこそ謙虚さと思いやりを忘れず、人との縁を大切にしたいものですね。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
