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【沖縄・那覇】ネオ沖縄グルメと“やちむん”にときめく那覇・壺屋さんぽ

【沖縄・那覇】ネオ沖縄グルメと“やちむん”にときめく那覇・壺屋さんぽ

沖縄県那覇市の中心地・牧志からほど近い壺屋エリアは、沖縄の焼きもの文化が色濃く残る街。最近では、沖縄そばの人気店やクラフトビールの醸造所も誕生し、街歩きにぴったりのエリアとして注目を集めている。今回はリニューアルした那覇市第一牧志公設市場を起点に、話題の沖縄グルメを楽しみ、壺屋やちむん通りをのんびりと歩く散策コースを紹介する。
創作沖縄そばが話題の「EIBUN Tsuboya」。写真は「特上壺屋つけそば」(1580円)
創作沖縄そばが話題の「EIBUN Tsuboya」。写真は「特上壺屋つけそば」(1580円)

【ルートと所要時間】那覇市第一牧志公設市場~約6分~EIBUN Tsuboya~約3分~壺屋のいりぐち・壺屋やちむん通り~約6分~MAHOWBREW

■島の食材やローカルフードが一堂に会する“沖縄の台所”――「那覇市第一牧志公設市場」
那覇・牧志の中心に位置する「那覇市第一牧志公設市場」は、沖縄の“食の台所”として親しまれてきた場所。2023年のリニューアルを経て、明るく開放感のある空間へと生まれ変わり、より立ち寄りやすいスポットになった。
市場中央通りの入口に立つ「那覇市第一牧志公設市場」
市場中央通りの入口に立つ「那覇市第一牧志公設市場」

1階には鮮魚店や精肉店、乾物店、惣菜店などが軒を連ねる
1階には鮮魚店や精肉店、乾物店、惣菜店などが軒を連ねる


1階には、イラブチャーやグルクンといった南国ならではのカラフルな魚が並ぶ鮮魚店や、豚の顔や足といった部位まで並ぶ精肉店、惣菜店など、70店以上の店舗が軒を連ねる。
ずらりと貼り出された短冊メニューが楽しい食堂街
ずらりと貼り出された短冊メニューが楽しい食堂街


この市場ならではの楽しみが、1階で購入した食材を2階の食堂で調理してもらえるという“持ち上げ“システム。まず1階で食材を選び、店の人におすすめの調理法を聞いて、そのまま2階へ。魚なら刺身にしたり、バター焼きやマース煮など、沖縄ならではの調理法で仕上げてくれる。
夜光貝のお造り。1階でさばいてもらって2階の食堂で味わえる
夜光貝のお造り。1階でさばいてもらって2階の食堂で味わえる


公設市場の2階は、沖縄料理や海鮮料理を気軽に味わえる食堂が並ぶ飲食街になっていて、地元客も多いローカルな雰囲気。沖縄そばやチャンプルー、タコライスをはじめ、ヤギ汁や骨汁などディープな郷土料理まで幅広くそろう。
ずらりと貼り出された短冊メニューが楽しい食堂街
ずらりと貼り出された短冊メニューが楽しい食堂街


1階にも気になるローカルフードが充実。エスカレーター脇にある「かねこ蒲鉾店」は、独自の製法で作る沖縄かまぼこを日替わりで提供し、おみやげとしても人気を集めている。
沖縄ならではの蒲鉾がそろう「かねこ蒲鉾店」
沖縄ならではの蒲鉾がそろう「かねこ蒲鉾店」


「もずく」や「あーさ(アオサ)」、「にんじんしりしりー」など、沖縄らしい具材を使ったかまぼこをはじめ、ゆで卵やジューシー(炊き込みご飯)を魚のすり身で包んで揚げた「ばくだん」はぜひ味わいたい一品だ。
かまぼこは日替わりで1パック350円
かまぼこは日替わりで1パック350円


日持ちするおみやげを探すなら、ポークランチョンミートや島唐辛子を泡盛に漬け込んだ沖縄の調味料「コーレーグースー」などが人気。手ごろな品もそろうので、バラまき用のおみやげにもぴったり。
沖縄料理に欠かせないポークランチョンミートは種類が豊富
沖縄料理に欠かせないポークランチョンミートは種類が豊富


フルーツを探すなら、「外小間(そとこま)」と呼ばれる場外へ。パイナップルや島バナナをはじめ、“森のアイスクリーム”と呼ばれるアテモヤなど、南国ならではのフルーツが並んでいるのでぜひチェックを!
市場の場外には青果店や飲食店が軒を連ねる
市場の場外には青果店や飲食店が軒を連ねる


<■那覇市第一牧志公設市場/住所:沖縄県那覇市松尾2-10-1/電話:098-867-6560/営業時間:8時~22時(店舗により異なる)、食堂8時~20時(LO)※1階持ち上げ食材(精肉・鮮魚)調理19時45分(LO)/定休日:毎月第4日曜(12月は無休、店舗により休みが異なる)>

■沖縄そばに新たな風を吹き込む話題の一軒――「EIBUN Tsuboya」
公設市場から那覇のファッションストリート「浮島通り」に抜け、散策しながら向かったのは「EIBUN Tsuboya(エイブン ツボヤ)」。那覇でも屈指の人気を誇る創作沖縄そば店「OKINAWA SOBA EIBUN」「STAND EIBUN」を手がける中村栄文さんが、2024年にオープンした3号店だ。
ギャラリーのようなスタイリッシュな外観。右隣は「OKINAWA SOBA EIBUN」
ギャラリーのようなスタイリッシュな外観。右隣は「OKINAWA SOBA EIBUN」


「EIBUN Tsuboya」は、沖縄そば店としては珍しいスタンドスタイル。照明や什器にいたるまで沖縄で活躍するクリエイターとともに造り上げた空間は、立食でありながらも居心地がよく、一人でも入りやすい。加えて、料理には陶芸家・宮城正幸さんによるオリジナルのマカイ(丼)で提供するなど、沖縄ならではのガストロノミーを体験できる。
パーソナルな空間が保たれたスタンドスタイル
パーソナルな空間が保たれたスタンドスタイル


そばの出汁は全店共通で、豚骨を弱火でじっくり8時間煮込み、一晩寝かせて旨味を引き出したもの。一番出汁と合わせることで、思わず飲み干したくなる優しい味わいに仕上げている。それをベースに、新店では醤油を使ったスープなど、これまでの沖縄そばにはなかった味も楽しめる。麺は、定番のEIBUNオリジナル麺に加え、全粒粉や県産小麦をブレンドした、ここでしか味わえない生麺もラインナップ。
スープと麺のおいしさを存分に味わえる「かけ沖縄そば」(780円)
スープと麺のおいしさを存分に味わえる「かけ沖縄そば」(780円)

黒醤油ベースの「TSUBOYAそば 黒」(1580円)
黒醤油ベースの「TSUBOYAそば 黒」(1580円)


なかでも、麺のおいしさや小麦の香りをストレートに楽しめるのが「壺屋つけそば」。つけだれは醤油だれか鶏油から選べ、別皿で自家製の柚子胡椒と粟国の塩、刻み海苔を添えるなど、これまでの沖縄そばにはない楽しみ方を体験できる。

店は「OKINAWA SOBA EIBUN」に隣接し、同じ通りにある2号店「STAND EIBUN」も徒歩1分。それぞれコンセプトやメニューが異なるので、そのときの気分で選んだり、はしごして食べ比べを楽しむのもおすすめだ。
「特上壺屋つけそば」(1580円)
「特上壺屋つけそば」(1580円)


<■EIBUN Tsuboya/住所:沖縄県那覇市壺屋1-5-14-1階左/電話:080-3973-7079/営業時間:11時~15時/定休日:水曜ほか不定休>

■壺屋の玄関口に誕生した街と人をつなぐスポット――「壺屋のいりぐち」
「EIBUN Tsuboya」をあとに、壺屋のシンボル「うふシーサー」のある通りを進むと、ほどなく壺屋やちむん通りへ。にぎやかな那覇の街の空気が、ふっと和らぐのを感じる。
壺屋焼の「うふシーサー」。“うふ”は沖縄の方言で“大きい”という意味
壺屋焼の「うふシーサー」。“うふ”は沖縄の方言で“大きい”という意味


2025年8月にオープンした「壺屋のいりぐち」は、その名のとおり、壺屋やちむん通りの入口に立つスポット。壺屋に複数の店舗を展開する壺屋焼の窯元「育陶園」の6店目となるショップで、まずここに寄ると、壺屋の歴史や通りのこと、そして育陶園のことに触れることができ、はじめに立ち寄ると街歩きがぐっと楽しくなる。
2階では、箸置きの絵付けなどのワークショップを開催
2階では、箸置きの絵付けなどのワークショップを開催


店に並ぶのは、育陶園の器に加え、オリジナルデザインの手ぬぐいやTシャツ、沖縄の土で染めたもんぺ、壺屋で採れたハチミツなど、“壺屋の景色”をテーマにしたアイテムをセレクト。ほかにも、琉球ガラスや木工、アクセサリー、食品など、沖縄のすてきなものを取りそろえる。
壺屋をはじめとする沖縄の手仕事の品やおいしいものを厳選
壺屋をはじめとする沖縄の手仕事の品やおいしいものを厳選


こちらの店では、「壺屋のいりぐち」オリジナルデザインの器に加えて、育陶園直営5店舗のデザインや技法を取り入れたカップも展示販売。気に入ったデザインがあれば、別の店舗にも足を運んだり、街歩きの楽しみが広がっていく。
育陶園各店のデザインと技法で作るオリジナルカップ
育陶園各店のデザインと技法で作るオリジナルカップ

壺屋の風景をイメージしたオリジナルのカップ(3630円)と鉢物(4730円)
壺屋の風景をイメージしたオリジナルのカップ(3630円)と鉢物(4730円)


器のほかにも、手のひらサイズの「ミクロシーサー」が人気。沖縄の赤土と白土など3種類の土を使い、釉薬をかけないマットなものと、透明釉薬をかけた艶ありの2タイプ、全6種類を展開。気軽に持ち帰れて、部屋に飾りやすいのも魅力だ。
育陶園史上最小という約5㎝の「ミクロシーサー」(各3960円)
育陶園史上最小という約5㎝の「ミクロシーサー」(各3960円)


注目は、福岡の「椛島氷菓(かばしまひょうか)」とコラボしたアイスキャンデー。カバのイラストでおなじみの同店だが、「壺屋のいりぐち」では“カバシーサー”に変身したレアなパッケージに。今後、沖縄ならではのフレーバーも店舗限定で登場予定なので、ぜひ味わいたい。
福岡の「椛島氷菓」とコラボしたアイスキャンデー(300円~)
福岡の「椛島氷菓」とコラボしたアイスキャンデー(300円~)


<■壺屋のいりぐち/住所:沖縄県那覇市壺屋1-8-2/電話:098-866-1635(育陶園)/営業時間:10時~17時45分/定休日:木曜>

■昔ながらの風情が漂う壺屋の路地裏を散策――「壺屋やちむん通り」
「壺屋のいりぐち」がある壺屋やちむん通りは、沖縄独自のやきもの文化を今に伝える歴史あるスポット。全長約400メートルの通りには、壺屋で作陶する窯元の直営店やセレクトショップなど約40店が軒を連ね、伝統的な壺屋焼から現代的な作品まで、個性豊かなやちむんに出合える。
壺屋やちむん通りの入口に設置された陶器の案内板
壺屋やちむん通りの入口に設置された陶器の案内板

琉球石灰岩を敷き詰めた道が続く壺屋やちむん通り
琉球石灰岩を敷き詰めた道が続く壺屋やちむん通り


石畳の小道や赤瓦の屋根が残る街並みは散策にぴったり。メインストリートから細い路地に入ると、国の重要文化財にも指定されている「新垣家住宅」をはじめ、石垣に囲まれた昔ながらの建造物が当時に近い形で残り、どこか懐かしい風景が広がる。
壺屋地区に唯一残る陶工の住宅「新垣家住宅」
壺屋地区に唯一残る陶工の住宅「新垣家住宅」

壁や道路にやちむんの陶片が埋め込まれた景色が見られるのも壺屋ならでは
壁や道路にやちむんの陶片が埋め込まれた景色が見られるのも壺屋ならでは


「壺屋のいりぐち」で教えてもらった育陶園の工房に向かうと、マスコット犬のゴンがお出迎え。壺屋のアイドルでもあるゴンはマイ名刺を持っていて、そこには広報・癒やし担当のほかに、“工房インターフォン”の肩書きも。知らない人が近づくと吠えてインターフォン役をこなし、来客とわかるとおもてなしモードに切り替わるシゴデキ犬だ。
自分の名刺を持つマスコット犬のゴン
自分の名刺を持つマスコット犬のゴン


路地裏に佇む工房では育陶園が営む6店舗の器を手がけていて、無料で見学できるのが魅力。ろくろや絵付けの作業を見ていると、完成した姿を見たい気持ちが膨らみ、同じ器を扱う店舗にも足を運びたくなる。工房の見学は、月~土曜の10時~13時、14時~17時。見学を希望する場合は、当日、直営店のスタッフに伝えれば案内してもらえる。
約300年の歴史を重ねてきた窯元ならではの空気に触れられる
約300年の歴史を重ねてきた窯元ならではの空気に触れられる

職人による作業を間近で見学できる
職人による作業を間近で見学できる

工房では育陶園直営6店舗の器を制作
工房では育陶園直営6店舗の器を制作


■魔法のごとく次々と生まれる、壺屋発クラフトビール――「MAHOWBREW」
壺屋やちむん通りを抜け、少し歩いた先に現れるのが、2024年に醸造を始めたクラフトビール醸造所「MAHOWBREW(マホウブリュー)」。店名は、代表の面川達郎さんが最初にこの場所で始めたサンドイッチ店「WITCH’S(魔女)」に由来し、“魔法のように自由で楽しいビールをつくりたい”という想いが込められている。
醸造所の隣にある「WITCH’S SANDWICH」の看板がタップルームの目印
醸造所の隣にある「WITCH’S SANDWICH」の看板がタップルームの目印


タップルームではガラス越しに醸造タンクが並ぶ様子が眺められ、気分がぐっと高まる。沖縄の気候や人々に合うさまざまなスタイルのビールを目指し、ラガーからIPA、ピルスナー、フルーツやハーブを使ったものまで、幅広く展開。
タップルームからの眺め。ビールが生まれる現場を間近に感じられる
タップルームからの眺め。ビールが生まれる現場を間近に感じられる


そうした個性と完成度の高さは評価にも表れ、世界5大ビール審査会の「インターナショナル・ビアカップ2025」では、金賞2、銅賞1と3種類のビールが受賞。その実力は世界からも高く評価されている。
世界的なコンテストで金賞に輝くなど、世界からも注目を集める
世界的なコンテストで金賞に輝くなど、世界からも注目を集める


もうひとつの特徴は、あえて定番を作らないこと。さらに、毎月3〜4種類というハイペースで新作を生み出し、オープンから約1年半で40種類以上ものクラフトビールを開発。そのため、訪れるたびに新しい一杯と出合えて、思わず何度も通いたくなってしまう。
ビールタップは15本。常時約10種類のオリジナルビールが楽しめる
ビールタップは15本。常時約10種類のオリジナルビールが楽しめる

ビールは香りを引き立てるRASTALのグラスで提供(ハーフサイズ800円~)
ビールは香りを引き立てるRASTALのグラスで提供(ハーフサイズ800円~)


その魅力は缶ビールにも。ラベルの原画は那覇の革職人が手がけた革のアートで、それをデータ化してラベリングしている。独創的なデザインで、思わずジャケ買いしたくなる楽しさ。ツウな沖縄土産にもぴったりだ。
缶ビールのラベルに使われた革の原画
缶ビールのラベルに使われた革の原画

缶ビールは通販でも購入できる(1本780円~)
缶ビールは通販でも購入できる(1本780円~)


<■MAHOWBREW/住所:沖縄県那覇市壺屋2-4-3/電話:050-1343-1866/営業時間:18時~23時、土・日曜15時~23時/定休日:火曜>

取材・文・撮影=田辺千菊(Choki!)

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配信元: Walkerplus

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