
イツノマは、三菱みらい育成財団の助成を受け、高鍋高校・高鍋農業高校の生徒が主体となり、地域課題やまちづくりを発信する新メディア『ナベゴーメディア』を開設した。このプロジェクトは、RICEメディア(TomoshiBito)と連携し、「自分たちのまちは自分たちで創る」挑戦を動画で全国に届け、高校生が地域を動かす新しいモデルを目指すものだ。
『ナベゴーメディア』開設の経緯

イツノマは、人口減少が加速する宮崎県高鍋町で、2024年7月、学区制廃止や農業従事者の減少などの影響を受け、生徒数の減少・定員割れに直面している高鍋高校、高鍋農業高校の2校が連携するまちづくりチーム「NABEGO」を結成。

普通高校と農業高校が並立する強みを活かし、利用者の減少が著しい高鍋駅で、毎月高校生によるイベントの企画や、農業高校生がつくった農作物を販売するマルシェをはじめ、町内にあらたなにぎわいを創出する活動をはじめた。

そして今回、『ナベゴーメディア』を開設。三菱みらい育成財団助成プログラムの中で、『ナベゴーメディア』は“発信”の部分を担う。
『ナベゴーメディア』では、動画制作のプロフェッショナルであるRICEメディアと一緒に、高校生が自ら地域課題を見つけ、取材・撮影・編集を通じて動画で発信することで、町内の小中学生に「この先輩と学びたい」と思ってもらい2校への進学希望者を増やすこと、さらに同世代や全国の高校生にも、「まちづくりは自分ごと」と感じてもらうことを目指している。
「NABEGO」活動の特徴

「NABEGO」では、高鍋高校と高鍋農業高校の高校生15名が、毎週火曜日・金曜日の放課後に集まって企画ミーティングを実施し、

毎月第2日曜日に高鍋駅で、高鍋町観光協会・イツノマと一緒に「月市」を開催。高校生たちは自分たちが考えたイベントの運営や、地元生産者の産品の代行販売をしている。
「NABEGO」による「月市」の取り組みは、UMK宮崎テレビ『#Link』(2回)、MRT宮崎放送『Check!』(1回)、宮崎日日新聞他、複数のメディアで紹介されたという。
