
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第25回が5月1日に放送。直美(上坂)がりん(見上)に胸の内を明かす様子や、一期生たちが「看護とは何か」という問いに1つの答えを出す姿が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■直美がりんにだけ打ち明けた、壮絶な過去…雪の中寄り添う2人
門限に遅れたりんと直美は、罰として寮内の清掃を命じられる。途中で直美は掃除をやめてしまい、その姿を見たりんはずっと気になっていた“首からお守りを下げている理由”を尋ねる。
直美はためらいつつも、「私は教会で育ったけど、神様を心から信じられないの」と胸の内を静かに語る。親、家族、お金、学校、仕事、アメリカ、結婚…祈っても何一つ手に入らなかった人生。お守りは、名前も授けてくれなかった親がくれた唯一の品であり、自分は「女郎の娘」なのだと打ち明ける。
「髪と一緒に自分のこといろいろ断ち切って、みなしごだって最初から打ち明けてここでうまくやっていくつもりだったけど、女郎の娘だとは言えなかった」とうつむく直美。りんは「全部正直にいうことが正しいとは思いません」と受け止める。冷たい雪空の下、2人は互いの心を温め合うように寄り添って座るのだった。
■真っ赤なりんごがもたらした笑顔 「observe」の翻訳で心が1つにまとまっていく
翌朝、青森出身のトメ(原嶋凛)が大きな木箱を開ける。実家から送られてきた、当時では珍しいりんごが入っていた。「1日1個りんごを食べれば医者いらずだと西洋では言われている」と笑いながら、1人1つずつりんごを配るトメ。りんごの甘い味をきっかけに、ギスギスしていた一期生の間に温かな笑顔が戻る。
そして直美は、捨松(多部未華子)に教わった「observe」の意味を共有する。「看護で使う場合の『observe』は、じーっとよく見る。相手の様子をこう…包み込むように見続ける」と言うと、一期生たちはそれぞれ言葉を噛みしめる。りんもシマケン(佐野晶哉)に教わった「観察する」という訳語を伝えると、バラバラだった7人の心が、次第に1つの方向へと向かい始める。

■「看護婦とは何か」7人が出した1つの答え
いよいよ翻訳の発表の日。一期生は2班に分かれず、全員の総意として発表。「看護婦とは何か」という答えは、ある一文に集約されていると伝える多江(生田絵梨花)。
「看護婦にとって最も基本となるのは、病人がいちいち言葉にせずとも、その顔つきやちょっとした態度の変化から気分や体調を察する力を持つことです」「これこそが、observe…『観察する』です」とゆき(中井友望)としのぶ(木越明)が先生の目を見て真っ直ぐに伝える。
一期生たちが「observe」という言葉をきっかけに、看護の本質に真剣に向き合い、同じ志を持つ仲間として団結した瞬間だった。
■スコットランドから厳格な先生が降臨し、一期生に試練の嵐が吹き荒れる
発表を終えひと段落し、りんごや料理の話で盛り上がる一同。しかし、和やかな場の裏で、多江は一人、届いた手紙を険しい表情で握り潰す。
さらには、かつて占い師が予言した「天の使い」のような、厳格な先生もスコットランドから到着。次週予告ではビシビシしごかれる一期生の様子も描かれ、新たな波乱を予感させた。

■SNSでは「7人の結束」と直美の告白に涙する声が続出
直美が心の内を明かし、それを包み込んだりんの優しさに、「人嫌いな直美ちゃんが、りんちゃんには心を開いていっている気がする」「りんちゃんが直美ちゃんにくっつくように座ったシーンで涙が出た」といった感動のコメントが相次いだ。
また、全員で「看護婦とは何か」を発表した展開には、「7人の考えも心も1つになった瞬間、感動した」「一匹狼だった多江さんが『私たち全員が思ったんです』と言ったシーン、グッと来た」と、彼女たちの成長と友情を称える声があふれている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


