
鈴木福とあのがW主演を務めるドラマ「惡の華」(毎週木曜深夜0:00-0:30ほか、テレ東ほか/ディズニープラス・Leminoにて配信)の第4話が、4月30日に放送された。自分が荒らした教室で怯える春日と対比的に図太い仲村(あの)が描かれ、ゾッとさせられた。Xでは、「んべっ…てしてる仲村さん ラブ」「べーっ かわいい」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
■思春期の暴走を描く壮絶な青春物語
本作は、電子コミックを含め全世界累計325万部突破の、押見修造氏による同名漫画が原作。群馬・ひかり市を舞台に、思春期の心の変化を中学編、高校編、そして未来へと続く話として全12話で描く壮絶な青春物語。
鈴木は、ボードレールの詩集「惡の華」を愛読していることで自分は他のクラスメートとは違うと思い込んでいる、主人公である中学2年生の春日高男を演じる。地上波ドラマ初主演となるあのは、自分の考え・感情・欲望に忠実であるが故に、本能や欲望を隠して生きる人間たち(クソムシたち)にいら立ちを隠せず、周囲からは理解不能に見えてしまうトラブルメーカーで、春日をほん弄する仲村佐和を演じる。
他に、春日や仲村の同級生であり、春日が盗んでしまった体操着の持ち主である、憧れのクラスメート・佐伯奈々子役に井頭、春日、仲村、佐伯のクラスメートの一員で血気盛んな性格の木下亜衣役で須藤千尋が共演。また、高校編から登場し、社交的で明るいがどこか仲村の面影がある常磐文を中西アルノ(乃木坂46)が演じる。加えて、春日の父・哲男役を長谷川朝晴が、春日の母・静恵役を中越典子が、佐伯の母・まゆみを紺野まひるが、仲村の父・和之役を堀部圭亮が、仲村の母・志野役を雛形あきこが務める。
■春日は佐伯の体操着を盗むところを仲村に見られてしまう
舞台は群馬・ひかり市。山々に囲まれた場所に住む中学2年生の春日高男は、毎日閉塞感を抱きながら生きていた。そんな彼の心を救っていたのはボードレールの詩集「惡の華」。
ある日の夕方、春日が忘れ物を取りに教室に戻ると、憧れのクラスメート・佐伯奈々子の体操着が落ちる。春日は、いけないと思いつつも体操着を衝動的に盗むが、その一部始終をクラスの問題児・仲村佐和に見られていた。翌日、仲村は、秘密にする代わりに春日と主従関係にも似た契約を結ぶ。
佐伯と春日は交際することになり、佐伯がクラスメートの前で春日との交際を宣言して、春日は喜びに満たされる。
■自分たちが荒らした教室に登校し、春日は怯える
春日と仲村は夜の教室に忍び込み、大量に落書きをして教室を荒らす。達成感に満たされた仲村と春日は「明日が楽しみだね」と話して別れる。
翌朝、教室ではクラスメートが大騒ぎする中、春日が怯えながら登校する。
教室に近づいて怖気づき、春日が踵を返すところに、佐伯の友だちが「春日!」と名前を叫んで駆け寄ってくる。友だちは「あんたねぇ…」と責める口調で言い、春日の腕を掴んで無理やり教室に連れていく。
群がる生徒たちに「どいてよ!」と言い放ち、友だちは春日を教室の中に連れていき、春日は仲村と描いた無数の落書きを目の当たりにして呼吸を荒くする。
友だちは犯人である春日を追求するかと思いきや、佐伯をさすってなぐさめながら「春日!あんた彼氏でしょ!?ちゃんと奈々子の側に居てあげなさいよ」と責めたてる。
呆然とする春日に友だちがやってきて、「おい、春日、見ろよ。変態が来たんだよ」と騒ぎ、佐伯の友だちは「うるさい!」とビンタする。
春日は黒板を見て目を剥き「俺の名前…消えてる」と心のなかでつぶやいて動揺し、あちこちを見ると仲村と目が合う。
仲村は春日に向かって大きく舌を出して見せるのだった。
春日の動揺とは対照的に、仲村の図太さが際立ち、思わずゾッとさせられた。Xでは、「んべっ…てしてる仲村さん ラブ」「べーっ かわいい」などのコメントが寄せられた。
◆構成・文=入江奈々

