
「照明店の客人たち」(2024年)でも繊細な演技を見せたパク・ボヨンが、初めてダークヒロインに挑んだことで話題の韓国ドラマ「ゴールドランド」(全10話)の初回・第2話が4月29日に配信された。地味だが善良なパク・ヒジュ(ボヨン)が、欲望に目覚めていく姿に視聴者の視線が集中。ほぼノーメークで、それまでの清純なイメージとはかけ離れたキャラクターに挑むボヨンの本気の演技に視聴者から驚きの声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
■ボヨン“ヒジュ”が金塊を載せた車で逃亡
「ゴールドランド」は、のどかな田舎町出身の女性・ヒジュが思いがけず密輸組織の金塊を手にし、人生を一変させる逃亡劇に巻き込まれていくチェイスサスペンス。「オールド・ボーイ」「王になった男」の脚本で知られるファン・ジョユン氏が配信ドラマで初めて脚本を務めた。
人里離れた田舎町出身のヒジュは、恋人でありパイロットのドギョン(イ・ヒョヌク)の助けを借り、空港の税関で働いていた。だが、おおむね順調に見えたヒジュの毎日は彼からの1本の電話をきっかけに一変する。その電話は、“明日搬送する棺の保安検査を無事に通過させてくれ”というもの。その“棺”の中身は、密輸組織が不正に輸入した大量の金塊だった――。
状況に流されるように、たった1人でその棺を載せた車で逃走を始めたヒジュだったが、金塊を巡る人々の欲望と裏切りが渦巻く中、ヒジュ自身もその金塊を自分のものにしたいという欲望に駆られていく。
第1話では棺を載せた車がヒジュに託されるまでが、そして第2話では棺の中に大量の金塊が収められていることを知ったヒジュがその金塊を守るため、正体不明の男たちに追われながら故郷に戻る展開が描かれている。
■気付いたときには犯罪組織に追われる身に…
1、2話を通して視聴者に衝撃を与えたのはやはり、これまでの愛らしく清純なイメージを完全払拭したボヨンの姿だ。
事情も分からず、ただ“恋人を助けたい”という一心でとった行動が、ヒジュを“金塊を持って逃走する実行犯”に変えてしまう。そして、気付いたときにはすでに追われる身に…。だが金塊の実物を目にし、ヒジュの表情に少しずつ変化が生まれる。どうすればいいか分からず恐怖に震え、泣き叫んでいたヒジュが、次第に“金塊を自分のものにしたい、そのために追っ手から守り抜かなければ”という欲望を抱き始める。

内面が変化していくにつれ、恋人に言われた通り動いていたヒジュは次第に自分の意思で行動し始める。そんな彼女の表情がまた衝撃だ。
制作発表会でボヨン自身も「金を持って逃げるシーンが多いので顔色が悪く見えるように減量をしました。また、(監督が)化粧をほとんどしないでほしいとおっしゃったので、最初はそれでも少しはしないといけないかなと思って少しはしていたんですが、途中からは本当にほぼノーメークで撮影しました」と明かしていたが、その言葉通り表情は青ざめ、唇にも血色はなく、目の下にくまがくっきり浮かんだ顔で逃亡劇の緊迫感を表現している。
■視聴者衝撃「ボヨンちゃんの表情にゾクッとした」
序盤から新境地を見せるボヨンの演技に、視聴者からは「一切笑わず、生気のない表情。こんなパク・ボヨンは見たことない!」「笑顔を封印したボヨンちゃんの表情にゾクッとした。ヒジュがどう変化していくのか楽しみ!」「パク・ボヨンの表情と演技であっという間にストーリーに引き込まれた」の声が続々と上がった。
「捏造された都市」(2025年)でも強烈な存在感を見せたイ・グァンス演じる密輸組織幹部・パク理事の存在感も強烈だ。金塊を載せた車で逃亡するヒジュを逃がすまいと車のルーフに飛び乗り、頭でフロントガラスを割ってヒジュを執拗に追い詰めていく。臨場感あるカーアクションシーンにも「怖かった!完全にヒジュの気持ちになった」「すごい迫力。映画みたい!」の声が飛び交った。
「ゴールドランド」はディズニープラス スターで毎週水曜2話ずつ配信される。5月6日(水)配信の第3、4話では、さらに欲望に目覚めていくヒジュの姿が見られそうだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

