備蓄米が販売されていたころの話です。当時、精米されたお米はなかなか売り場に並ばず、入荷もまれでした。たまに売っていることがあっても、数が少なく価格も高めという状況でした。
代わりにお米を買ったら…
そんなとき、近所に「備蓄米ではあるけれど玄米の状態で手に入る」というお店がありました。そのお店は評判がよく、隣に精米機も設置されていて、「精米したてなら備蓄米でもおいしい」と噂になり人気でした。
ある日、そんな玄米の備蓄米を「買って届けてほしい」と義実家から頼まれたのです。義実家は都心にあり、私の家から車で約30分ほど。依頼通りお店で購入し、それを車で届けに行きました。
到着すると、お礼と言って家族分には少し足りないスーパーで買えるゼリーを渡されました。しかし、お米代のことには触れられず……。「あれ? お米代は?」と思ったものの、言い出せずそのまま帰宅しました。帰ってから夫にそのことを相談すると、「まぁ、3千円くらいの1回だったらいいんじゃない? 俺のこづかいから出すよ」と言ってくれて、お金を補填してくれました。
しかし、その後も3回ほど同じ状況が続き、夫のおこづかいも減っていく中で静観していたところ、義姉から「もうお米は大丈夫」と連絡が来ました。どういうこと? と困惑して確認した結果、実は、義母が余ったお米を義姉に渡していたとのこと。そこで、私が頼まれて購入して届けていたことを話すと、義姉は驚きながら謝ってくれました。
さらに後日、義父からも謝罪があり、謝礼とともに今までのお米代をいただきました。しかし、義母は「まさか息子のおこづかいからだったとは……」と反省の方向が少しずれたコメントをしており、内心がっかりしてしまいました。
この出来事を通じて、話の通じない部分がある人だと感じ、微妙な距離感を保つべきだろうと思わずにはいられませんでした。
◇ ◇ ◇
何かを引き受けるとき、意思疎通が不十分だと思わぬ誤解や負担を招くことがありますよね。
今回のようにお金が絡むケースでは、依頼された時点で「費用の負担をどのようにするか」をあらかじめ確認しておくと、モヤモヤせずに済んだかもしれません。相手に悪意がない場合でも、後々の関係性や自身の気持ちの負担を考えると、最初から遠慮せずに率直に話し合っておくことが安心につながりますね。
著者:永田 なな/40代女性・会社員
5歳、10歳の兄弟を育てる母。趣味はサブスク動画を見ること。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※AI生成画像を使用しています

