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「帯状疱疹」のピリピリ“初期症状”で冷やすのはNG? 痛みを悪化させる「落とし穴」

「帯状疱疹」のピリピリ“初期症状”で冷やすのはNG? 痛みを悪化させる「落とし穴」

帯状疱疹の痛みは、適切な治療と日常生活の工夫によって軽減が期待できます。医療機関での治療だけでなく、自宅でのケアも重要なポイントです。症状を悪化させないための対処法を知っておくことが大切です。本章では具体的な治療方法と生活上の注意点を紹介します。

高藤 円香

監修医師:
高藤 円香(医師)

防衛医科大学校卒業 / 現在は自衛隊阪神病院勤務 / 専門は皮膚科

ピリピリした痛みへの対処法

帯状疱疹のピリピリした痛みに対しては、医学的な治療と日常生活での工夫を組み合わせることで、症状の軽減を図ることができます。

医療機関での治療選択肢

帯状疱疹のピリピリした痛みに対する医療機関での治療は、複数のアプローチを組み合わせて行われます。まず、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の投与が基本となります。これにより、神経の損傷をできるだけ抑え、痛みの悪化を防ぐことが目指されます。急性期の痛みに対しては、非ステロイド性抗炎症薬やアセトアミノフェンといった一般的な鎮痛薬が使用されますが、痛みが強い場合には神経障害性疼痛に効果のある薬剤が選択されることもあります。具体的には、抗てんかん薬や抗うつ薬の一部が、神経痛の軽減に有効とされています。また、帯状疱疹後神経痛への移行を予防する目的で、早期から神経ブロック療法が検討される場合もあります。

日常生活での痛み管理

医療機関での治療に加えて、日常生活での適切な管理も痛みの軽減に役立ちます。患部を清潔に保ち、刺激を避けることが基本です。衣服は柔らかく、ゆとりのあるものを選び、患部への摩擦を最小限にします。入浴は可能ですが、患部を強くこすらないように注意が必要です。帯状疱疹の痛みは、冷やすと血流が悪くなり痛みが強くなる傾向があります。そのため、基本的には患部を冷やさず、温かく保つことが推奨されます。十分な休息と睡眠を確保し、ストレスを軽減することも、免疫機能の回復と痛みの軽減につながります。栄養バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンB群を含む食品を意識的に摂取することも推奨されます。

まとめ

帯状疱疹の初期症状は、ピリピリとした痛みから始まり、その後に特徴的な赤い斑点が現れるという経過をたどります。これらの症状を早期に認識し、速やかに医療機関を受診することで、重症化や帯状疱疹後神経痛といった後遺症のリスクを軽減できる可能性があります。特に50歳以上の方や免疫機能が低下している方は、初期症状に注意を払い、疑わしい症状があれば早めに専門の医師に相談することをおすすめします。

参考文献

国立感染症研究所「水痘(詳細版)」

厚生労働省「帯状疱疹ワクチン」

日本皮膚科学会「帯状疱疹診療ガイドライン 2025」

日本ペインクリニック学会「帯状疱疹後神経痛予防のための神経ブロックの有効性」

配信元: Medical DOC

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