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「胆石症」の初期症状は“あの不快感”? 発見する3つの検査法【医師監修】

「胆石症」の初期症状は“あの不快感”? 発見する3つの検査法【医師監修】

胆石症が疑われる場合には、複数の検査を組み合わせて診断が行われます。超音波検査やCT検査、血液検査など、それぞれの検査が何を調べるためのものなのかを理解しておくと、受診への不安を和らげることにもつながります。主な検査の役割と特徴についてご紹介します。

中路 幸之助

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

胆石症の診断と検査方法

胆石症が疑われる場合、いくつかの検査を組み合わせて診断が行われます。正確な診断により、適切な治療法を選択し、合併症のリスクを評価することができます。検査は痛みや負担が少ないものから始まり、必要に応じて詳しい検査が追加されます。

超音波検査とCT検査の役割

胆石症の診断において、超音波検査(エコー)は最も基本的で有用な検査です。痛みがなく、放射線被曝もないため、繰り返し検査ができます。胆嚢内の結石の有無、大きさ、数、位置を確認でき、胆嚢壁の厚さや炎症の程度も評価できます。ただし、胆管内の結石は超音波では見つけにくいことがあります。CT検査は、超音波で診断が難しい場合や、合併症の有無を詳しく調べる際に行われます。胆嚢や周囲の臓器の状態を立体的に把握でき、胆嚢炎や膵炎などの合併症の診断にも有効です。造影剤を使用することで、さらに詳細な情報が得られます。

血液検査で分かる炎症の程度

血液検査では、白血球数やCRP(炎症反応)の値を測定し、炎症の有無や程度を評価します。胆嚢炎や胆管炎を起こしている場合、これらの値が上昇します。また、肝機能を示すAST、ALT、ビリルビン、ALP、γ-GTPなどの数値も確認します。ビリルビンが高値の場合は黄疸があり、胆管に結石が詰まっている可能性が考えられます。膵酵素のアミラーゼやリパーゼが上昇している場合は、膵炎の合併が疑われます。血液検査は症状の重症度を判断し、治療方針を決定する上で重要な情報を提供します。

まとめ

胆石症は、無症状のうちに進行することもあれば、突然の激痛で発覚することもある病気です。右脇腹の痛みや食後の不快感、吐き気といったサインを見逃さず、早めに受診することで、重症化を防ぎ、生活の質を保つことができます。治療法は手術が中心ですが、腹腔鏡手術の進歩により、身体への負担は大きく軽減されています。日々の食生活や体重管理、適度な運動を心がけることで、胆石症のリスクを減らすことも可能です。気になる症状がある方は、消化器内科や外科を受診し、専門医の診察を受けることをおすすめします。

参考文献

日本消化器病学会「胆石症診療ガイドライン2021(改定第3版)」

日本消化器病学会「胆石症ガイド2023」

国立がん研究センター がん情報サービス「胆道がん(胆管がん[肝内胆管がんを含む]・胆のうがん・十二指腸乳頭部がん)」

配信元: Medical DOC

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