船長に訊くシロギス釣りのコツ
『長崎屋』の長崎功船長に今期のシロギス釣りについて訊いた。
──今期のシロギス、例年に比べていかがですか?
功船長「今年は数居ますね、結構。全体的に中型ですけど数が出ます」
──ビギナーにアドバイスするとしたら?
功船長「まぁ、やっぱりエサ付けです。それしかないですね。真っ直ぐ付けるのが一番です」
──熱中症予防や暑さ対策、お薦めはありますか?
功船長「身体を冷やすのに、帽子とかは基本ですけど、おしぼりをクーラーボックスに入れて置いて、たまにこう(首と後頭部を)冷やすとかありますね」
出船前に船長が各釣座を巡回して釣り方の説明が必要かを確認するので、知っているつもりでも是非受講をお薦めしたい。
またこの日の乗船者は、仕掛けを投げて釣る人と、投げずに船下を釣る人の両方が居たが、さほど釣果の差は感じられないので、無理なく釣り易い釣法で釣るのが楽しむコツと言える。また船宿仕掛けは捌き易く投げやすい胴突き仕掛けだが、テンビン仕掛けが功を奏する時もあるそうなので、流行りの振り分けタイプも併せてこちらも得意な仕掛けをチョイスするのが得策だろう。
お手軽で釣果も上々、ビギナーも安心!
こうしてこの日の釣果は、船中1匹目を上げた臼井さんが22cmを頭に堂々の132匹で竿頭に。少ない人でも30匹超え、船中の半数以上が50匹以上という好成績で、まさに〝当たり日〟の展開。みなさん笑顔の帰港となった。
釣れたシロギスは、定番の天ぷらで楽しめる中小サイズに加え、良型は刺身や昆布締めにもおすすめ。下処理後に塩水で軽く洗うと、より旨みが引き立つ。ちなみに、船長の一推しは「酢締め」。実際に試してみたところ、夏場にぴったりの爽やかな味わいで日持ちも良く、是非お試し頂きたい。
ビギナーには気軽に数釣りが楽しめ、ベテランには奥深い釣趣を味わえるのが夏のシロギス釣りの魅力。子どもたちの夏休みの体験としても、食育の一環としても最適な釣り物と言えるだろう。思い立ったら、まずは気軽に問合せのお電話を!

