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かたせ梨乃さんの「姉御肌」はホンモノ!みんなが惚れた新宿2丁目の夜/ベテラン女性記者「忘れがたき芸能人の記憶」

かたせ梨乃さんの「姉御肌」はホンモノ!みんなが惚れた新宿2丁目の夜/ベテラン女性記者「忘れがたき芸能人の記憶」

 柔和な顔立ちと声、メリハリのある魅力的なボディの持ち主のかたせ梨乃さん。時には妖艶な極道の女、時には頭脳明晰な名探偵、そして人情味あふれる有能なドクターなど、幅広い役柄を演じている人気俳優の1人です。

 有名人や著名人のインタビューを多数こなしてきた筆者ですが、実はかたせさんに取材したことは残念ながら一度もありません。けれども、今は閉店してしまった新宿2丁目の会員制バーで何度かお目にかかったことがあります。

 ただ当時、筆者は週刊誌の記者だったので、こちらの仕事を知ったかたせさんによけいな心配や煩わしさを感じてほしくなくて、お声がけをすることは控えていました。

 そのお店はいわゆるゲイバーでしたが、常連の紹介があれば女性でも会員となって入店できるというシステムで、ほとんどの客同士は顔見知り。常連客同士で仲良くなることも多々ありました。筆者がその店に行くのはほとんど1人、もしくはその店で仲良くなった客と夕食の後に行くのが常でした。
 
 かたせさんがいらっしゃるのは、だいたい夜の10時を過ぎたくらい。たぶん、仕事の関係者とご一緒だったように思います。彼女の周りでは終始笑いの絶えない陽気な酒でした。他のお客さんとも、声を掛けられると気軽に話してもいました。

反対の声を押し切り救急車に同乗

 
 そんなある日、夜も更け24時を過ぎて日付が変わったころ、店のマスターが泥酔してしまい、転んだ拍子に額をケガしてしまったんです。酒が回っていたせいか、出血がひどく、カウンターでんでいた客は驚くばかり。かたせさんもカウンター席にいたのですが、すぐに救急車を呼ぶよう指示を出して、それと同時にカウンター内に入り、マスターの止血を始めたんです。

 救急職員の方からの「誰が付き添いますか?」との問いにすかさず「私が行きます」と言ったのはかたせさんでした。しかし、かたせさんと一緒に来ていた人や他の常連客も、彼女が有名人であることから反対したんです。それでもかたせさんは「そんなのどうでもいいの。心配だから私が行く」と言って、救急車に同乗しました。

 マスターとかたせさんが去った直後は、みんな呆気にとられていましたが、次に出てきた言葉は「かたせさんカッコいいよね」「ケガの処置、早かったね」「さすが、姉御の貫禄だったね」など、彼女を称えることしきりでした。

 幸い、マスターのケガは3針ほど縫うくらいの軽傷。病院から戻って来たかたせさんはマスターに「あんまり飲みすぎないでね。傷が治るまでお酒は禁止ね」と笑いながら叱っている姿もカッコよかった。あの場に居合わせた人はみんな、かたせさんに惚れ惚れした一夜でした。

(李京榮)

配信元: アサジョ

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アサジョ

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