体の不調や心の辛さは、なかなか理解してもらえないことも多いですよね。けれど、ほんの少し工夫することで、身近な人の態度や関わり方が驚くほど変わる場合もあるようです。今回は、筆者の知人の体験談をご紹介します。
ある日を境に始まった不調の日々
50代に入り、私はそれまで経験したことのない体の不調に悩まされるようになりました。
急に顔が熱くなるホットフラッシュや、手の震え。
そして何よりも辛かったのは、理由もなく気分が落ち込み、夜中に涙が止まらなくなることでした。
家事も仕事も思うように進まず、できない自分を責めてしまうことも。
「どうしてこんな風になってしまったのだろう」という孤独感に苛まれていました。
夫の理解のなさ
そんな苦しさを夫に訴えても、返ってくるのは「気の持ちようだろ」という素っ気ない一言だけ。
理解してもらえない辛さに、「どうして分かってくれないの……」と、胸が締め付けられる思いでした。
せめて私の苦しみを分かってほしいと願うのに、その思いは届かず、もどかしい日々が続きました。

