長野凌大、“高身長イケメン”藤林泰也の迫力に「初対面は怒らせたらヤバいんじゃないかって(笑)」<PUNKS△TRIANGLE>

長野凌大、“高身長イケメン”藤林泰也の迫力に「初対面は怒らせたらヤバいんじゃないかって(笑)」<PUNKS△TRIANGLE>

長野凌大、藤林泰也にインタビューを実施した
長野凌大、藤林泰也にインタビューを実施した / 撮影:山田健史

BL情報サイト「ちるちる」によるBL総選挙「BLアワード2024」でディープ部門1位を受賞した、沖田有帆の漫画を実写化したドラマ「PUNKS△TRIANGLE<パンクス・トライアングル>」(毎週木曜深夜1:15-1:45、フジテレビ※初回は深夜1:40-2:10/FODで独占先行配信、TVer見逃し配信)が10月9日(木)より放送される。長野凌大(原因は自分にある。)と藤林泰也がW主演としてそれぞれ連続ドラマ初主演を果たし、クールかつ、まぶしいほどピュアなラブストーリーを体現する。

長野が演じるのは、服飾専門学校に通いながら「いつか自分の作った服を着てもらいたい」とカリスマモデルのアイに憧れを募らせる千明。藤林は、千明の同級生でモサくて超絶不器用な江永に扮(ふん)する。色気たっぷりでミステリアスなアイと江永は、実は同一人物。千明はそれに気付かずにアイと江永の間で揺れていく…という不思議なトライアングルがドキドキ感たっぷりに描かれる。このほど長野と藤林にインタビューを行い、本作の魅力やお互いの印象、これまでの人生における“衝撃の出会い”などを語ってもらった。

■長野「泰くんはとにかく、身長が高過ぎて…」

――お二人は今回が初共演となります。お互いの印象について教えてください。

藤林:お会いする前に、今回ご一緒する方がどんな方なのかを少し調べました。アイドルとしてはキャラクター性も大切だと思うので、表のイメージと内面はもしかしたら違うのかなと想像していて。でも実際にお会いしてみると、凌ちゃんは本当に裏表がないんです。ライブも見せていただいたんですが、ステージ上でも自分を偽っていないし、ファンの方にとってもそれが長野凌大を推せる理由なのかなと思いました。

長野:泰くんはとにかく、身長(183cm)が高過ぎて。初対面は怒らせたらヤバいんじゃないかって(笑)。でも、実際に撮影が始まってみると、初日からすぐに仲良くなることができて。初対面の印象とは真逆で、接しやすくてフランクに話をしてくれる方だったので、大好きになっちゃいました。

藤林:僕らが仲良くなればなるほど、いい作品ができるのではないかと思っていたので、積極的に話していこうと撮影に臨んで。でもそんなに気を使ったり、力んだりする必要はなかったです。すぐに心を開いてくれて、あっという間に仲良くなることができました。

――お互いの目からご覧になって、それぞれ「この役にぴったりだな」と感じたことはありますか?

藤林:この目の大きさ!なかなかこの目の大きさを持っている方はいないと思いますし、ビジュアルもぴったりですよね。凌ちゃんはアイドルや俳優として、いろいろな経験をされてきていると思うんです。表情豊かな千明を見ていると、これまでの凌ちゃんの経験や人生を生かすことができるような役柄になったのかなと感じたりもして。

千明はとてもピュアな男の子なんですが、凌ちゃんはリアクションも大きくて、たくさん笑ってくれるので、そういうところも重なるかもしれません。凌ちゃんの笑顔が現場を明るくしてくれました。

長野:眠くても、目は大きく開いていようと思っていました(笑)。千明を演じる上では、泰くんも言っていたピュアさを一番大切にしていました。何が起きても、どんなことに対しても純粋な気持ちで返す。「カメラの前だからかわいく映りたいな、こう映りたいな」ということはなく、アイや江永からもらった言葉をどれだけ純度の高いもので返せるかと意識していました。

長野凌大、藤林泰也
長野凌大、藤林泰也 / 撮影:山田健史

■藤林、アイと江永は「別の役として切り替えて演じていました」

――藤林さんに、アイや江永と重なる面はありましたか?

長野:ビジュアル面で言うと、この身長(笑)。こんなに高い人がいるんだ!って。

藤林:そんなに大きくないって(笑)。

長野:原作から飛び出してきたようなビジュアルだなと思いました。泰くん自身はとてもフランクな方なんですが、ふとしたときに人間としての懐の深さを感じることがあって。アイと江永は、千明くんのことを振り回しながらも、心の中では純粋に彼を思っている。そういった人としての奥深さは、ご本人と似ているなと思いました。アイと江永の演じ分けも、すごかったですね!

藤林:ヘアメークや衣装など、スタッフさんもいろいろなものでアイと江永の違いを出すように工夫してくださって。同じ演じ方をしてしまうと作品の魅力が伝わらなくなってしまうので、そこは特に意識して演じ分けました。僕自身は、アイと江永を全く別の役としてしっかり切り替えて演じていました。特に気を付けていたのは、歩き方の違い。千明はアイのウォーキングに惚れるので、アイの魅力を表現する上でもスラッと歩くことはとても重要で。一方の江永は、歩くときの芯がブレブレなんです。

長野:僕自身も、アイと江永は別人だと思って接していました。どちらも泰くんが演じているのに、僕としては2人のお相手がいるという気持ちでやることができたので、本当に尊敬します。

長野凌大、藤林泰也
長野凌大、藤林泰也 / 撮影:山田健史

■長野「千明の萌え袖も抑えておきたいポイントでしたね」
――服作りに打ち込む千明を演じるとあって、長野さんは手先など繊細なお芝居も必要になったのではないでしょうか。

長野:僕自身は手先が不器用なタイプなので、演じる上では(服飾の)先生にたくさん質問していました。初めて洋服を扱う人と、何年もやってきた人では手先にも違いが出るはずですし。プロみたいな人が服作りをする場合には「どうやってやりますか?」という質問を繰り返して、何度も教えていただきながらチャレンジしました。また、原作の漫画に描かれたシーンをしっかりと再現していくことも大事にしていたので、毎日何度も原作を読み返して、原作ファンの方にも喜んでいただけるように演じたいと思っていました。千明の萌え袖も抑えておきたいポイントでしたね。

――アイの色気に千明がドキッとするシーンもしっかり再現されていますね。

長野:1話のタバコのシーンでのアイの色気はヤバいですね。

藤林:あのシーンは原作者の沖田先生も見学に来てくださっていて、緊張しました(笑)。普段の僕にはあまり色気はないと思うのですが、「色気を表現できたら」とは思っていて。今回の役では、自分なりに色気を表現する挑戦ができたと思います。

長野:肩をぶん回していたんだね?(笑)

藤林:色気、行くぜー!って(笑)。僕の色気の右フックを食らっていただきたいです。

長野:ストレートじゃなくて、右フック!?

藤林:そっちから来るんだ!という不意打ちだからね(笑)。

長野凌大、藤林泰也
長野凌大、藤林泰也 / 撮影:山田健史

■2人にとっての“推し”は「食べ物ですみません(笑)」

――千明がアイを推してやまないように、“推しの存在”が本作の鍵を握っています。お二人が今、推しているものはありますか?

長野:僕はハンバーグです。昔からハンバーグが好きなんですが、あるチェーン店のハンバーグが大好きで。おいし過ぎて、めちゃくちゃ食べています。あれしか食べていないのでは…?と思うときがあるくらい、推しています。ハンバーグは、僕の元気の源ですね。

藤林:僕は、ケバブです。

長野:2人とも食べ物ですみません(笑)。

藤林:街で「ケバブ」の看板を見つけたら、まず買いに行きます。お店ごとに味つけが違ったり、ソースの量が違ったり、お肉の量が違ったりもする。同じお店でも店員さんによって違いがあることもあって、いろいろな個性があるのがまた楽しいんです。スパイスを集めて自分でも作ったこともあるんですが、やっぱりお店のケバブがおいしいですね。

――衝撃の出会いを果たす、千明とアイ&江永。お二人の人生において「これは自分にとって大きかった、自分が変化した」と思うような出会いについて教えてください。

長野:岩井俊二監督の作品を劇場で見たときです。「ラストレター」(2020年)を見たのですが、あまりに素晴らしくて衝撃的でした。それまではお芝居に苦手意識があったんですが、「ラストレター」を見て「いつかこの世界にいられるような人になりたい」「お芝居を頑張りたい」と今まで以上に志を持つようになりました。

今回、初めて主演を務めさせていただいた「PUNKS△TRIANGLE<パンクス・トライアングル>」からは、たくさんの力をもらいました。泰くんが演じたのは一人二役で、その相手となる僕は二役に対するお芝居をすることになって。そういう経験も初めてですし、今後の自分にとって糧になる作品だと感じています。

藤林:僕の実家は呉服業を営んでいるのですが、その仕事を小さな頃から目にできたことは僕にとって、大きな出会いになりました。職人さんが時間と心を込めて、形として何かを残していくことはすごく格好いいことだなと。「自分もものづくりに携わる人になりたい」と、この業界を目指すきっかけの一つにもなりました。

着物を作ることは、柄を織り込んだり、すごく時間のかかるものですが、その仕事が細かければ細かいほど出来上がったときの迫力は相当なもの。それはお芝居も一緒で、丁寧で繊細なお芝居をすることで、また深みのある作品を完成させることができるのではないかと思っています。アイと江永の二役を演じ分けることは、コントロールが必要な部分もありました。それぞれの役の特徴を捉え、その差について考える工程も含め、たくさんの学びのある作品になりました。

◆取材・文=成田おり枝
 ヘアメイク=カスヤユウスケ(ADDICT_CASE)、泉脇崇(Lomalia)
 スタイリスト=丸尾里奈、小田優士
 衣装協力=マインドシーカー(ジョワイユ)、大丸製作所3、Karaln、SHINGO KUZUNO(Sian PR)



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