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中川翔子インタビュー「この状況、いくらでも描くことあるじゃん! となりました」『しょこたんの子育てクエスト  ママLV.1』発売

中川翔子インタビュー「この状況、いくらでも描くことあるじゃん! となりました」『しょこたんの子育てクエスト ママLV.1』発売

しょこたんの愛称で親しまれる中川翔子さんが、昨秋にレベル40で双子ボーイズを出産。妊活からの双子妊娠、出産、産後から育児まで。自らの体験を赤裸々に、“今しかない”リアルな感情をただただ率直に。全力で綴った、完全描き下ろし&オールカラーのコミックエッセイがついに発売。

SHOKO NAKAGAWA

しんどいけど新鮮で面白い。その感覚で絵日記をスタート

ドレス※参考商品(chichiiiiichichi)、リング¥39,083(ペイ*デ*フェ)、ピアス¥3,960(ラビカラ)

臨月ギリギリの35週過ぎで、むくみにより管理入院が決まった夜。まだ漫画とか絵日記って形ではなく、「湯船に入るのしんどい……」「足の爪ぶつけまくり」「むくみやばい」とか、巨大お腹の悩みを落書きしたら、世のお母さんたちから「分かるー!」とたくさんコメントいただいて。この状況をアウトプットして残すのも面白い!? って、そこで初めて思ったんです。こんなにからだが変わってしんどいんだけど、一生のうちで今しかないことだし、それも新鮮で面白いよね!  みたいに思えてきて。そしたら、いくらでも描くことあるじゃん!  となりました(笑)。

自伝的エッセイを描くのがずっと夢だったんです

毎日変わるからだとか、脳内をサッとよぎっていく思いとか。これも描きたい、あれも描き残したい!  みたいな感じで、筆が追いつかないくらいの子育て絵日記。今や、新たな(そして壮大な)趣味として没頭しています。実は以前から、自分の人生のエッセイ漫画を描く夢があったりして、実際途中まで描いたのですが、なかなか難しいなぁと思っていました。そんななか訪れた、人生の転機。高齢出産ということが大きいと思うのですが、自分の人生をだいぶ楽しませてもらってから、ここに来て新しいこと、大変なことや面白いこと、そういう変化が毎日待ったなしでやってくるのが新鮮で。その日常を双子に残せるうえ、まさかの紙で世に出せることになるなんて……。思いがけず夢が叶った気分です(涙)。本当にありがとうございます!

内臓の底から湧く感情を夢中で描き残しました!

ドレス¥27,500、ブラウス¥22,000(共にCEREAL)、つけ襟¥1,998(kaya)、その他は全てスタイリスト私物

熱量でいうと、自分ひとりに関してのそれよりも、当たり前なんですけど圧倒的に高くて。“変わっていく自分と双子”に関して「わ、何コレ!? 面白い!」って、心の、いや、内臓の底から湧き上がってきた思いを描き綴っている感じです。しかもありがたいことに、やりなさいって言われたワケではなく、やりたくてやってるっていう能動的な状況。なかなか他のことでは味わえないくらいの熱量と共に、ヒートアップした状態で筆を進められることが、何より楽しくて幸せです。

絵を描くことはある種の精神統一!?

後から遡って描こうとすると、これが意外と思い出せないもので。だから可能な限り、その日の、その熱が引かないうちにと。出産した日の夜にもぎっしり描いていたんですが、ほとんど記憶になくて、後日読み返して驚きました(笑)。帝王切開の麻酔でハイになっていたのか、脳が冴えてしまって眠れないし、痛くないから描けたんだと思います。一夜明けたら地獄の痛み……!!  もちろん知らなかったんで、それもそれで描きました。昔から、緊張するお仕事の前とか、軽く絵を描いていると心が落ち着く実感があって。今や、絵日記を描くことが私なりのストレス発散というか、新たな心のデトックス的な感覚。最高にしっくりきてますね。

産後ケアや親戚のヘルプ。頼ることは悪いことじゃない

とにかく最高過ぎた産後ケア。ほんっとに助かりました、メンタルもからだも。本来、退院後そのまま入る方が多いみたいなんですが、私の場合、退院して1日明けて入ったんです。その1日がもう、一生忘れられないくらい、次元歪んでた!? ってくらい、めちゃくちゃ長かった……。大変で、終わらない(気がした)夜。あのピンチを味わっていたからこそ、産後ケアにどれだけ救われたか。本当、涙出ちゃいましたもん。人に頼る=悪いことっていう思考になりがちだけど、そうじゃない。私、もともとの自己肯定感の低さもあってか、「申し訳ない」「すみません」っていう罪悪感でツラくなることも日々多くて。でも、今仕事のときヘルプで双子を見てくれているイトコが「ありがとうって気持ちだけでいいんだよ」って言葉をくれて、沁みました。いつか私も、同じような状況の誰かを「いいよ!  ごめんって言わないで」ってサポートできる人になりたい。

産後ならでは?走馬灯スイッチ入り過ぎ

ドレス※参考商品(TSUMORI CHISATO/津森千里デザインスタジオ)、ビスチェ¥39,600、ブーツ¥30,800(共にペイ*デ*フェ)、その他は全てスタイリスト私物

産後、怒濤の日々なんですが、授乳や搾乳で眠れない深夜に、突然若いころや過去の出来事が脳裏に噴き出してきて止まらなくなって困ってます。年齢的になのか、産後だからなのか、昔の自分を殴りたくなる(笑)。20代のとき、なんであの選択したのかな私、とか。急に出てくるんですよ、これまでの人生が。出てこられても、もう戻れないじゃないですか。たとえ戻れたとしても戻りたくないし。うわー! って自己嫌悪に陥るだけなんで、出てこないでほしい……。鏡見ると走馬灯始まっちゃって「いや、今いいから」っていう(笑)。今も夜景を見てたりするとスイッチ入っちゃいます。ここらでいったん整理しよ、みたいな感じで出てきてるとか? これも絵日記に描きたいけど、もう〆切が……(笑)。

マミーブレイン炸裂!自分が本当信用できない

昨日も電子レンジからおしぼり出てきて、たぶんチンしたんでしょうね(笑)。冷凍庫からなぜかゴミが出てきたり、卵の中身をゴミ箱に捨てちゃうっていうのも、あるあるって聞きました。どれだけ信用できないの自分!  っていう、マミーブレイン(=産後の記憶力・集中力低下)な日々です。保育園の芋掘り大会に行きたくてすっごく楽しみにしてたんですけど、もう一回入園案内見たらそんな記載なくて。え、何の記憶だったんだろうって(呆然)。やる気満々だったのに……。マミーブレインって、赤ちゃん優先の脳になるために必ず起こる現象だって、以前、YouTuberの助産師HISAKOさんとの対談で知りました。大脳が7%縮んで理解力や記憶力、判断力が落ちるけど、1年半くらいで徐々に回復して、その後は数%グレードアップした状態になるって聞いて。すごくないですか?  世のお母さんたちみんな強くてシャキシャキしてるじゃん!  って常々思っていたので、それを味わうのが今から楽しみで仕方ないです。

サラッと読めるからこそ男子にも読んでほしい!

私だけじゃなかったんだ、とか、そんなこともあるんだ!? とか、人によって症状や考え方って変わるんだな、とか。誰かがホッとできたり、そうだよねって共感してもらえたり、個人差があるって知れたりするキッカケになれたら嬉しいなって思います。絵日記って、変に脳を使わずサラッと読めますよね。自分も負担を感じずに描けるし、見る側にもライトな感じで見てもらえる。だからこそ、同じように奮闘中のママさんはもちろん、出産をまだ具体的に考えていない方、育児を卒業された方、孫がいらっしゃる方、それに旦那さんや彼氏さん……そうですね、男子全般にもぜひ読んでもらいたい。こんなに奥さんしんどいのか!  とかね。絵日記が繋いでくれた、インターネットを通してできたたくさんのママ友たちに感謝しながら描きました。漫画みたいにラフな気持ちで、ご一読ください。

Profile_中川翔子(なかがわ・しょうこ)/1985年生まれ。歌手、タレント、声優、俳優、イラストレーターとして多方面で活躍。「しょこたん」の愛称で親しまれる。公式YouTubeチャンネル『中川翔子の「ヲ」』では子育てやグルメ、ヲタ活などを随時発信。

BOOK INFORMATION

しょこたんの妊活・出産・育児がギュッと詰まった渾身の1冊!

『しょこたんの子育てクエスト ママLV.1』 5/1発売 ¥1,980(宝島社)

2025年9月末に双子の男の子を出産し、大きな話題を集めた中川翔子さんの妊活から出産、子育てについて描いたコミックエッセイが発売。タレントや歌手、声優のほか、イラストレーターとしても活躍する彼女の描き下ろしコミックエッセイは、不妊治療や流産の経験、巨大化するお腹との日常、帝王切開当日の緊張と覚悟、産後の双子育児までをしょこたんらしい世界観でリアルに描写。思わず「あるある」とうなずいてしまう子育て中の方はもちろん、これから妊娠・出産を予定している方も必読です。

photograph:YURI HANAMORI styling:AZU WATANABE
hair & make-up:MICHIKO KASHIWASE[Rooster] text:NAO MANITA
model:SHOKO NAKAGAWA

otona MUSE 2026年6月号より

提供元

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オトナミューズウェブ

「37歳、輝く季節が始まる!」がキャッチコピー。宝島社が発行する毎月28日発売のファッション誌『otona MUSE』がお届けする、大人のためのファッション・ビューティ・ライフスタイル情報!