喫茶店で毎日「5時間勉強」はアリ?店に「退店」求められたら…応じる義務はある?

喫茶店で毎日「5時間勉強」はアリ?店に「退店」求められたら…応じる義務はある?

●「客も店も、気持ちのよい関係を」

──長時間利用したい客と、回転率を上げたい店側。どのようなコミュニケーションやルール作りが求められるのでしょうか。

互いが気持ちよく利用・提供できる関係が望ましいと思います。

店側は長時間の利用を避けたいのであれば、事前に明確なルール(利用時間や追加注文など)を示すことが重要です。一方、利用する側も、店の厚意に甘えすぎず、混雑時には席を譲るなど、周囲への配慮を忘れない姿勢が求められます。

【取材協力弁護士】
西塚 直之(にしづか・なおゆき)弁護士
消費者事件を含む民事事件、家事事件、刑事事件、中小企業法務まで幅広く取り扱うほか、消費者教育にも力を入れている。令和6年度大阪弁護士会消費者保護委員会副委員長。近畿大学非常勤講師。家事調停官(非常勤裁判官)の経験もある。
事務所名:西塚法律事務所
事務所URL:http://www.nszk.jp

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