■21歳からFIREを目指す!月額の総支出は6万2000円、残りはすべて投資に回す



主人公・有川ヨシオは、21歳からFIREを目指す。夢は45歳までに1億円!一般的な株式投資は年利4%、1億円の貯蓄額があれば年400万円増える。ヨシオは経済的自由を目指すための人生設計をし、初任給から株を始めた。外食は月2回、コンビニ禁止、水筒持参、サブスク禁止。固定費で大きな支出を占める家賃は、6万円のアパートに住み、会社の家賃補助が5万あったため、1万円で済ませた。月額の総支出は、6万2000円。余った給料はすべて投資に回す。
■24歳で300万円達成!貯まることが楽しくてたまらないゾーンに



23歳で貯蓄額は、150万円に到達。24歳で300万円と着々と夢へ向かっていた。資産が順調に増えていくにつれ、貯蓄自体が生きがいになっていくヨシオはさらに徹底した節約生活を続けた。同期の桐山トオルは「若いうちにお金を使った方がいい!」と、旅行、ライブ、合コンを満喫!その後、26歳で結婚。結婚費用に700万円かかったと聞いても、「そのお金を投資に回せばいいのに」と考えてしまうヨシオ。真逆を生きる2人の将来は、30代を迎えたころどうなっているのだろうか?
■27歳には1000万円到達!お金があれば、人生の勝ち組なのだろうか?






ホンダさんがFIREを目指したきっかけは、「30代というまだ体力ある年齢のうちに会社を辞めて時間を確保し、自分のやりたいこと(漫画を描くこと等)をしたかったから」と話す。「本作は基本的にフィクションですが、主人公が若いときの話は、私の経験談が多く入っているので実話に近い話も多いです。FIREは自由で最高の生き方だ、みたいに言われることがありますが、私自身はどんな人でも、『FIREすれば最高』というわけではないと思っています。本作品を通して『FIREすれば絶対幸せになれるはずだ』という考えに対して、一度足を止めて考えてもらえるきっかけになればいいなと思っています」と、漫画に込めたテーマを話す。
■FIREを目指すメリットとデメリット






ホンダさんにFIREのメリット、デメリットについて聞いた。「あくまで私個人の意見ですが、メリットはおもに2つです。1つ目は、お金の心配をせずに、すべての時間を自分のやりたいことに費やせること。2つ目は、嫌いな上司と話さなくてよいなど、人間関係のストレスが少ないことです」。





反対にデメリットは、「こちらもあくまで私個人の意見ですが、デメリットはおもに3つです。1つ目は、やりたいことがないと、かなり暇を持て余すこと。『やりたいことがなくても大丈夫』という方も多いと思いますが、やはり暇すぎると無駄に悩むことも増えますし、人によってはけっこうきついと思います。2つ目は、『人から求められる機会が極端に減ること』。仕事をしていれば何かしら仕事を頼まれることも多いと思いますが、FIREして事業などをしない場合、人から求められる機会が減ります。こういう機会があることで自分の存在意義を認識できることも多いですし、思いのほか重要なことだったんだと、FIREしてからあらためて思いました。3つ目は、『平日に会える友人は思ったより少ないこと』。みんな普通に働いているので、平日に時間があるからといって気軽に会える人は少ないです」と例を挙げた。
目標の1億円が見えてきたころ、ヨシオはFIREを成功させて退職したあとの生活について考え始める。同期の桐山は、結婚して家庭を築き、住宅ローンに頭を悩ませ、子どもの成長を糧に生きる。40代になり経済的な余裕を手にしたヨシオは「本当に幸せなのか?」そんな疑問を抱き始める。人生の生き方を問いかける漫画だ。
取材協力:ホンダアオイ(@hondagobo)
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