
「照明店の客人たち」(2024年)のパク・ボヨンが主演する韓国ドラマ「ゴールドランド」(全10話)の第3・4話が、5月6日に配信された。恋人・ドギョン(イ・ヒョヌク)のせいで犯罪の片棒を担ぐことになったヒジュ(ボヨン)が、次第に罪を犯すことに抵抗を持たなくなっていく姿がリアルに描かれ、視聴者を震え上がらせた。(以下、ネタバレを含みます)
■ボヨン“ヒジュ”、怪しげなチンピラと同盟
「ゴールドランド」は、貧しいながらも根は善良な女性キム・ヒジュが思いがけず密輸組織の金塊を手にし、命懸けの逃亡劇に巻き込まれていくチェイスサスペンス。「オールド・ボーイ」「王になった男」の脚本家ファン・ジョユン氏が配信ドラマで初めて脚本を務めた。
恋人でありパイロットのイ・ドギョンの頼みで、密輸された大量の10kg金塊を盗み出す手助けをしてしまったヒジュ。当初は、恋人のためにただ状況に流されて逃走を始めたが、金塊を巡る人々の欲望と裏切りが渦巻く中、ヒジュ自身もまとまった額の現金が必要な状況に…。やがて、金塊を自分のものにしたいという欲望に駆られていく。
第2話までに、金塊を持ったヒジュが故郷の田舎町に逃げ込むところが描かれ、第3話ではヒジュが怪しげなチンピラ・“ウギ”ことチャン・ウク(キム・ソンチョル)と危険な“同盟”を結ぶ展開が、続く第4話では、母ヨ・ソノク(ムン・ジョンヒ)を助けるため多額の現金を用意しなければならなくなる展開が描かれた。
■ヒジュ、疑いながらもウギの提案に乗る
ドギョンに言われた通り、金塊が納められていた棺を焼却処分し、金塊を見つからない場所に隠したヒジュ。だが、1本10kgもの金塊を自らの手で安全に売りさばくことはどうやら不可能そうだ。そんな折、ヒジュの前に現れたのが幼なじみを名乗る男・ウギだった。
ウギはヒジュが金塊を奪った密輸組織の構成員のはずだが、ヒジュの居場所を組織に伝えることはせず、金塊を売りさばいて得たカネを山分けしようと提案してきた。信じていいのか、罠なのか…。分からないまま、ヒジュはウギと手を結ぶ決断をする。
ウギが段取りよく10kg金塊を売りさばき始めると、2人の同盟も徐々に強固に。そしてヒジュ自身の善悪の判断も徐々に危険水域を越えていく。やがて、自分とソノクを長年苦しめてきた義父に対し、冷徹で残虐な判断を下す――。

■自然に闇落ちしていくヒジュ…ボヨンの演技にくぎ付け
金塊を換金できることが分かった安堵(あんど)からか、ヒジュの思考回路から“罪の一線を越えてはいけない”という思いが消えていく。あまりにも自然に、さりげなく闇落ちしていくヒジュに背筋が凍る。
ボヨン自身、キャラクター制作秘話を語ったディズニープラスコリアの動画の中でヒジュについて「金塊が手に入ったとして、ただ返してあげようとか通報しようと考えそうな人間が、“そうではない選択”をしたとき、もう少し人間の本能や欲望に率直に近づいていけるのでは」と語っている。
まさにその言葉通り、ボヨン自身のこれまでの清純なイメージを覆すほどの危険水域に踏み込んだ“ヒジュ”としての演技に、視聴者からも「ボヨンちゃんが闇に落ちていく様が怖いけどやめられない!」「パク・ボヨンの演技がリアル過ぎる」の声が続々。
ヒジュが空港税関で働いていたときの上司チャ・ユジン(イ・ソル)を信じていいのかどうか、ヒジュの近くを嗅ぎまわる刑事キム・ジンマン(キム・ヒウォン)にヒジュの正体がバレるのでは…。そんな緊迫感に満ちたギリギリの逃亡劇に「面白過ぎる!」「ハラハラして目が離せない」の声も。坂を転げ落ちるようなヒジュの闇落ちっぷりが、視聴者のハートをがっちりとつかんだようだ。
ボヨンが新境地を開く「ゴールドランド」はディズニープラス スターで毎週水曜に2話ずつ独占配信中。5月13日(水)配信の第5話からは、第4話のラストでついに罪の一線を越えてしまったヒジュがさらに金塊によって判断を狂わされていく。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

