
■“就活全敗”から始まる、美空の新たな物語
就職活動で連戦連敗中の清水美空(浜辺美波)は、葬祭プランナー・漆原礼二(目黒蓮)と出会い、導かれるように葬儀会社「坂東会館」でインターンとして働き始めることに。
教育係となった漆原からの厳しい指導の数々。日々心をくじかれそうになる美空だったが、彼が遺族や故人にとことん寄り添う心遣いや所作、そして出棺のときに優しく「ほどなく、お別れです」と告げる姿に憧れを抱くようになる。

残された遺族だけでなく、故人も納得できる葬儀とは何か?美空は、漆原と一緒にその問いに向き合うなかで、自身も葬祭プランナーを目指すことを心に決める。そして「ほどなく、お別れです」の言葉に込められた本当の意味を知っていく――。

■目黒蓮「観終わったあと、人生の先に注目してもらえたら」

今回、美空を厳しく指導する葬祭プランナー・漆原礼二を演じる目黒蓮さん。原作を読んで「お別れはしたけれど、この先、いつかまた会えるかもしれない」との考え方はすてきだと感じたそうだ。
「今作は、お葬式を通じて、非日常に感じてしまいがちな大切な人との別れを最も現実的なものに感じさせてくれる作品です。日々過ごしているこの時間でさえも、大切でもう帰ってこない時間。映画の『ここに注目してください』というより、観終わったあとに、自分自身の先の人生に注目してもらえたらと思います。きっと、人に対する接し方など、何かが変わると思います」
初共演の浜辺美波さんについては「監督としっかりコミュニケーションをとり丁寧に役を作っていく方」と印象を語り、「浜辺さんのおかげで、漆原と美空の関係性がしっかりつくれたのではないか」と感謝の気持ちを明かした。
■浜辺美波が感じた、目黒蓮の誠実さ

一方、新人葬祭プランナー・清水美空を演じる浜辺美波さんは、目黒さんについて「現場にいらっしゃる姿が紳士で、佇まいから誠実さが伝わってくる方でした」と印象を語る。
「上司と部下という役柄もあり、あまり会話をする機会はありませんでしたが、現場でずっと見守ってくださり安心感がありました。口数は少ないけれど心は温かくて漆原さんにぴったり。今回、ご一緒できてよかったです」
プロデューサーの稲垣優さんは、キャスティングについて「『誠実さ』と『真摯さ』を嘘なく表現できる方に演じていただきたいと思っていた時に、真っ先に頭に浮かんだのは浜辺美波さん、目黒蓮さんのお二人でした。そして、撮影を通してその予感は全く間違っていなかったことを実感しました」と明かす。
■豪華キャストが彩る、それぞれの「別れ」の物語
本作の舞台となる葬儀会社「坂東会館」で美空&漆原と共に働く同僚・赤坂陽子役を森田望智さん、社長・坂東稔役を光石研さんが演じるほか、志田未来さんと渡邊圭祐さんは5歳の娘を先天性心疾患で亡くした夫婦役で出演。さらに野波麻帆さん、原田泰造さんら実力派俳優陣、西垣匠さん、久保史緒里さんといった注目の顔ぶれが集結。それぞれが直面する「別れ」を通して、人生の大切な何かを見つめ直す群像劇としても期待が高まる。




脚本は『イグアナの娘』『いま、会いにゆきます』など、名作を世に送り出してきた岡田惠和さんの監修のもと、本田隆朗さんが感動のストーリーを紡ぎだす。監督は『ホットロード』『今夜、世界からこの恋が消えても』など、数々の青春映画を大ヒットに導いてきた三木孝浩さん。
原作者の長月天音さんも「原作では伝えきれなかった部分にまで踏み込んでくださった素晴らしい脚本で、より多くの方にお届けできることを幸せに思います」と期待を寄せる。
誰もが経験する「別れ」という普遍的なテーマを、目黒蓮さんと浜辺美波さんという今最も注目される2人が真摯に演じる本作。悲しいだけじゃない、前を向いて生きていく力をくれる――そんな優しさと希望に満ちた物語が、2026年2月6日(金)、全国の映画館で幕を開ける。

映画『ほどなく、お別れです』作品概要
2026年2月6日(金) 全国東宝系公開
出演:浜辺美波 目黒蓮
森田望智、光石研、志田未来、渡邊圭祐、野波麻帆、原田泰造、西垣匠、久保史緒里ほか
原作:長月天音『ほどなく、お別れです』シリーズ(小学館文庫刊)
脚本監修:岡田惠和
脚本:本田隆朗
監督:三木孝浩
(C)2026『ほどなく、お別れです』製作委員会
(C)長月天音/小学館
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

