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福祉のプロが目撃した「年金未納の高齢者」の過酷な現実。ある別荘地が抱える老後問題とは...<前編>

福祉のプロが目撃した「年金未納の高齢者」の過酷な現実。ある別荘地が抱える老後問題とは...<前編>

「私の住む町は、別荘地としても知られる観光地。旅館などが多く、住み込みで働きにくる人が流れ着いた場所でもあります。息子は高齢者福祉に関わる仕事をしているので、この町が抱える高齢者の現状をよく話してくれるんです」
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■高齢者が生活困窮している理由は...
同じ町に住む38歳の息子は、高齢者福祉に関わる仕事をしています。
ときどき我が家に夕飯を食べに来ると、我が町の高齢者の現状を話してくれます。
「今、深刻なことは、『はちまるごうまる』だよ」
「また、あったよ。○○の別荘地で孤独死が...」
心に重くのしかかるのか、ポツリポツリと話し始めます。
私が住んでいるのは、昭和に入ってから観光業で発展した温泉地の小さな町。
旅館などに住み込みで働く人たちが流れ着いた場所でもあります。
当時、人気のあった温泉地の旅館は大勢の観光客で賑わい、宴会場の近くを通ると飲めや歌えやの大騒ぎが聞こえてきました。
そんな旅館で働いてきた方たちが高齢者となり、今では生活が困窮している人が多いそうです。
息子は「年金をまともに払ってこなかったから」とも言っていました。
息子が話す「はちまるごうまる」は、正しくは「8050問題」。
80代の親が50代の働かない子どもを、少ない年金で養っているという、世間でも問題になっている社会問題です。
そうした親子の多くは、生活保護を受けていると聞きました。
そういう世帯が増えてきたと息子は嘆いていました。
まだ働くことができる高齢者の方は、旅館などで掃除や洗い物係として働いていましたが、コロナ禍で仕事を失ってしまった人が多くいたそうです。


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