
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、アトリエほっかむさんの漫画「1歳児と理学療法士」。
作者であるアトリエほっかむさんが1月14日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5300件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではアトリエほっかむさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
■病院で理学療法士がかけた言葉が温かい…
作者であるアトリエほっかむさんのお子さん・ぺこちゃんが歩けなかった1歳8か月の頃、病院のリハビリに通っていた。リハビリの前にお絵描きや粘土遊びをしていたぺこちゃんを着換えさせ、急いで病院に向かうと…
本作を投稿したXでは、ご本人も「涙が落ちかけた」と言及している。コメントには「何から何まで素敵な先生」「こういう風に物事をポジティブに考え伝えられる人はとても素敵」「とても素敵な先生で良かったですね」「親に余裕がないと粘土とペンすら触らせません…お母様、素敵です」などの声が寄せられている。
■「必死に育児をされてる方が100点を目指さず、肩の力を抜いて、追い詰められないで欲しい」作者・アトリエほっかむさんに作品へのこだわりをインタビュー

――お子さんとの日常を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
私は元々自作の絵をアイテムにして作品を売る作家なんですが、その大半が「イベントでの対面販売」だったんです。長女を出産して、「時間も体力もない。作品を売る術がないし寝転びながらでも出来ることをしよう」と何となく育児漫画を描き始めました。実際、授乳しながら描いたりしていました。何となく始めたので続かないと思っていたものの、反響もあって今に至ります。
――本作「1歳児と理学療法士」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
「子供の手が汚れた状態で病院に来てしまったけど予想外に褒められたよ」というのがこのエピソードですが。必死に育児をされてる方が100点を目指さず、肩の力を抜いて、追い詰められないで欲しいと思います。特に子供の発達など日々悩んでいる人はちょっとした事でも落胆や萎縮してしまう事があるので....何か抜けてる事もある。命に関わらなければ、よし!!!
――本作の中で特に印象に残っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
実際にあったことですが、娘が会ったばかりの理学療法士さんにすっかり懐いてしまい、離れなくなったことです。親も自分も認めてくれる優しい人柄を1歳なりに感じ取ったのかなと思います。
――今後の展望や目標をお教えください。
私はバイトやお勤めをしながら漫画を描こうと思うほどの情熱や体力はない、無気力な人間なんです。今は主な収入がイラスト雑貨になり、その傍で漫画を描いてます。今後、漫画をなんとか生業の一助にしたいと模索しています。ザテレビジョンさん、何かしらご入用の際はどうぞよろしくお願いします!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
今まで一度もコメントしたことないですが....という方が、たまに意を決してメッセージやリプをくださることがあります。その慎重さと覚悟が嬉しいです。きっと自分の知らないところで楽しんでる方が沢山いるんだろうなと感慨深くなりました。
また積極的な引用拡散、コメント、レビューは非常にありがたく、そして嬉しいです。お返事できない事が多くなり恐縮ですが全て読んでいます。特に日常漫画をきっかけにイラスト作品まで辿り着きお迎えくださった方々に救われた部分は大きいです。
世は大web漫画時代に突入し、溢れかえる作品の中からひとつのシリーズを愛読することは当たり前のことではありません。読者のご縁に感謝しこれからも描いて参りますので、引き続き楽しんでもらえれば幸いです。

