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水たまりに取り残された“大きなコイ”→毎日見守り続けたら…… 4日後の結末に「感動した」「人の温かみを感じました」

水たまりに取り残された“大きなコイ”→毎日見守り続けたら…… 4日後の結末に「感動した」「人の温かみを感じました」

 川を清掃するために水を抜いたら、コイが取り残されていて……再び通水されるまでの5日間、コイの姿を追った記録がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で7万5000回以上再生されています。

 動画を投稿したのは、メダカやヌマエビをはじめとした水辺の生き物の様子を公開しているYouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」。以前には、自宅の庭にあるビオトープにいたヤゴを羽化させる様子や1匹のミジンコを大事に育てた記録が注目を集めました。

 今回は、川の水抜きで取り残されたコイの5日間を追う動画です。舞台となるこちらの川では3月下旬に、水を抜く大規模な清掃が行われます。金曜の夕方に本流からの取水口が閉じられ、少しずつ水位が下がっていきました。

 町の中心を流れるこの川は江戸時代に引かれた人工の水路で、コイやウグイ、オイカワやカワムツなどさまざまな魚が生息しています。さらに春には桜、秋には紅葉を目的に多くの人が訪れる観光資源でもあるため、年に2回水を抜く清掃が行われているそうです。

 取水口が閉じられると水位が低下し、川底が露呈して魚の姿が確認できるようになってきました。再び通水するのは火曜の朝9時なので、魚にとっては過酷な5日間となりそうだ……そう考えていた投稿主さんはふと、分断された水たまりに1匹のコイが取り残されていることに気付きます。

 投稿主さんがコイを発見したのは、水が引いて間もない金曜の夕方でした。体長が60センチほどあるコイがいる場所は流れ込みが一切なく、蒸発によって水たまりがどんどん小さくなる危険地帯であり、過去には完全に干上がったこともある場所なのだとか。

 コイは通水されるまでの90時間を生き延びることができるのでしょうか。心配になった投稿主さんは毎日通い、様子を見ていくことを決めます。しかし心配する投稿主さんをよそに、追いかけられていると思ったのかコイはどんどん離れていき、やがて橋の下に入り込んでしまったのでした。

 土曜の15時、通水まであと57時間の段階では前日より水が引き、一部は干上がって蚊のような虫が大量発生しています。コイは無事だろうかと探してみると、なぜか前日発見したコイのそばにもう1匹、小さなコイの姿がありました。周囲を見渡すと橋の下の水位もかなり下がっているため、小さなコイはそこから出てきたのかもしれません。

 コイの様子を見てみると悠然と泳いでいた前日とは異なり、2匹とも寄り添ったまま動きません。万一のときに救助できるように長靴と網は用意してきましたが、いったん様子を見ることに。上流に行ってみるともう1匹コイがいましたが、こちらは流れ込みがある場所のため干上がる心配はなさそうです。

 なお、この川の清掃にあたり魚に対する配慮がないのかというとそんなことはありません。実際に一部の魚については、土のうで水深を確保した場所に集められていました。どうやら水深が浅くなったときを見計らい、町の職員や漁協の人が保護しているようです。しかし水路があちこちで分岐しているので、取りこぼされてしまう命もあるのですね。

 また、この水路は本流と同じく漁業権があり、地元の漁協が管理しています。そしてコイとウグイには漁業権が設定されているため、取り残されている2匹のコイを捕獲して水深が確保された場所に放流するには遊漁券が必要になってくるのだとか……。

 日曜の14時、通水まであと43時間になりました。この日は下流から様子を見ていくと、水深がすっかり下がった水面には多数の小魚の姿があり、サギがその小魚を狙っていました。サギにとって川の清掃は、年に2回だけある小魚食べ放題のボーナスタイムと言えそうです。

 サギを観察した後にあらためてコイを探すと、大きなコイの姿を発見。小さなコイはトビなどに連れ去られてしまったのかと少々不安になりましたが、所用を済ませて1時間後に戻ると、小さなコイも戻ってきていました。

 月曜の15時、通水まであと18時間。最初にコイがいた場所はすっかり干上がっていましたが、2匹のコイは相変わらず寄り添ってじっとしていました。この段階で2匹のコイがいるわずか3メートル先が干上がっていたため、投稿主さんは救助すべきか悩みます。

 しかし、ごつごつした岩が多くてコイが負傷する可能性があること、大きなコイの体が用意した網よりも大きく、かえってコイを痛めつける可能性があること。それに加えて翌日の天気予報が雨であり、朝からまとまった雨が降るらしいことから捕獲しないことを決めます。

 火曜の朝7時、通水まであと2時間。天気予報の通りに雨が降ったおかげで水量は減っていませんでした。無理に捕獲せず、見守る選択肢が正解だったと言えそうです。

 そして予定通り9時に水門が開き、その40分後。ついに待ちに待った本流の水が到達し、寄り添っていた2匹のコイは5日ぶりにやってきた本流の水の中へと姿を消していったのでした。

 また、集められたコイたちがいる場所は直前に土のうが撤去され、こちらにも水が到達していました。最後は5日に渡る過酷な環境を乗り越え、無事に水中へと帰っていったコイたちを眺めつつ、「お疲れさまでした」と小さな命をねぎらう投稿主さんなのでした。

 川の水抜きで取り残されたコイの結末に、コメント欄では「無事でなにより」「なんでか水門開いて水が来たときちょっと感動した笑」「最初から最後まで人が観察? 見守ってくれているのはコイや他魚にすれば、ありがたいことですね。放置しないところに人の温かみを感じました」「普通の人が目を向けない命を5日間ずっと見守ってくれる温かい気持ちに、胸が温かくほっこりしました」といった声が寄せられています。

 YouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」では、この他にも水辺で暮らす生き物に関する動画が公開中です。

動画提供:YouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」

配信元: ねとらぼ

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