旅人は昭和脳の持ち主で、妻は夫を支えるのが当たり前といった考え。妻の真佐美が実母の看病をすることに難色を示し、娘たちにはお弁当は自分のお金で買えと命令する始末。大げんかの末に旅人は真佐美との離婚を受け入れるも、財産分与で二人は大揉め。話を聞いた旅人の母が介入。実家で孫の面倒をみるつもりの旅人の母、実家を売却してもらいマイホームで暮らしたい旅人で意見が割れ、話はまとまらず…。
「真佐美、急いで夕飯にしてくれ」
お母さんとの話し合いで疲れたふたり。旅人は真佐美に夕飯を作るよう伝えますが「あ、お前は自分で食材買えよ」と旅人が稼いだお金で買ったものは食べるなと命令します。届けはこれから出すものの、離婚することが決まっているため、赤の他人になぜご飯代を出さなきゃならないのか、というのが旅人の言い分。
真佐美は改めて旅人の考え方にドン引きし「やっぱり離婚は間違いじゃなかった」と再認識。ならば自分に夕飯を作る義務はないと言い返します。言い負かされた旅人は料理ができないのに「飯くらい簡単だろ!」と言い放ちますが…。
「ふざけやがって!」怒りながらも結局カップ麺をすすり














離婚が成立するまでのルールを決めたふたり。料理や洗濯など自分のことは自分でやり、子どもたちに関することは協力し合うなど、法律的に赤の他人になるまでの生活環境を整えます。しかし、そう簡単にはいかないよう。旅人さんはこれまで一切家事をしてこなかったため、お味噌汁をこぼしてやけどを負い、お弁当もひっくり返しててんやわんやするのでした。
旅人さんは、家事や育児を「妻がやって当然」と考え、感謝するどころか命令するような態度をとっていました。しかし、いざ自分で食事の準備をしてみると、思うようにはいかず、これまで見えていなかった大変さに直面します。
家事や育児は、目に見えない気配りの積み重ねでもあります。私たちも、身近な人がしてくれていることを「当然」と受け取っていないか、振り返ることが大切なのかもしれません。夫婦や家族で暮らすうえで、互いの大変さを想像し、感謝や協力の気持ちを言葉にしていきたいですね。
※画像の一部にAI生成画像を使用しています
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

