「骨肉腫を疑った場合レントゲン」でわかるのか?症状と検査法について医師が解説!

「骨肉腫を疑った場合レントゲン」でわかるのか?症状と検査法について医師が解説!

骨肉腫についてよくある質問

ここまで骨肉腫について紹介しました。ここでは「骨肉腫」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

骨肉腫が疑われるときは何科を受診すればよいですか?

まずは整形外科を受診してください。骨肉腫は骨の病変ですので、骨の専門医である整形外科の医師が診察・検査を行います。小児の場合は小児がん専門の診療科(小児科や小児腫瘍科)と整形外科が協力して診療にあたることもあります。

骨肉腫は完治が目指せますか?

はい、骨肉腫は適切な治療を受けることで完治を目指せる病気です。術前・術後の化学療法を組み合わせる現在の治療法の登場によって約70~80%まで生存率が向上しました。転移のない症例であれば多くの患者さんが長期生存を得られるようになっています。

骨肉腫の治療期間の目安を教えてください。

骨肉腫の治療は長期間にわたることが一般的です。標準的なケースでは、術前の化学療法に約2~3ヶ月、続いて手術、さらに術後の化学療法に数ヶ月という流れで、トータルの治療期間は約9ヶ月になります。個人差はありますが、半年から1年弱と考えておけばよいでしょう。


まとめ


骨肉腫は若年層に多い骨のがんで、痛みや腫れといった症状が見られます。レントゲン検査で骨の異常所見が写ることが多いですが、診断と治療にはほかにもさまざまな検査が必要です。本記事がきっかけとなり、骨肉腫について理解が深まれば幸いです。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。