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マンションのまわりで不振な動きをする母親の姿に、試写会のチケット目当てではないかと疑う【残念な僕の母親6】

マンションのまわりで不振な動きをする母親の姿に、試写会のチケット目当てではないかと疑う【残念な僕の母親6】

前回の話

高級マンションのペントハウスで暮らす、素顔非公開の超人気マンガ家知佳さんを叔母に持つ高校生のユウトくん。知佳さんが有名なマンガ家『緑乃トモヨシ』だと知らなかったユウトくんの母親麻里さんは、知佳さんをオタクだといつもバカにしていて、義母の持ち物だとばかり思っていたペントハウスを乗っ取りたいと考えていました。ワガママで図々しい麻里さんの言動が積み重なった末、とうとう両親は離婚。ユウトくんは父親宗太さんについて行くことに。麻里さんの希望で月に一度顔を合わせてはいるものの図々しい態度は健在で、いまだに知佳さんの近況を聞き出そうとしてくる麻里さんにユウトくんは嫌気が差します。それと同時に、青野家にやっと訪れた平和な日常が、再び麻里さんが関わることで崩れてしまったらどうしようと、不安に襲われるようになります。ユウトくんは幼い頃の記憶を思い出して、昔優しかった麻里さんの姿に、寂しい気持ちになったのでした。翌日、夕飯をごちそうになるため千佳さんのマンションに向かうと、入り口で不振な動きをする母の姿が。声をかけると慌てて去っていく母の後ろ姿に、次のターゲットが祖母になったのでは?と呆れます。そこに名乗り出たのが、名探偵シフォンになりきったユカさんでした。

目的は好きな俳優がゲストで出ている映画のプレミアム試写会

マンションのエントランスに姿を現した母さん。声をかけると明らかに動揺したそぶりで慌てて去っていきました。明らかにおばあちゃんをターゲットにしているに違いありません。それを告げると、ユカさんが「名探偵の出番かもしれませんね」とすっかりフォンにりきっていました。ちょっと心配だ・・・。

数日後、ユカさんより、「確かに、麻里さんマンションの周りうろうろしてますね」という報告がありました。撮影された写真を見ると、郵便や荷物のチェックをしている母さんが収められています。

その姿を見たおばあちゃんがほっとしながら「荷物や郵便、コンシェルジュ預かりにしといてよかったわ」と言います。「それにしてもユカちゃん、どうやって撮ったの?」と聞かれたユカさんは「名探偵、ですから」と答えました。なりきってる・・・!

「母さん、何やってるんだろう」写真を見ながら僕が呟くと、ユカさんが「私が思うに・・・もうすぐ映画があるから、試写会のチケットとか、そういうの探してるんじゃない?」と意見を述べます。確かにもうすぐ、名探偵シフォンの映画が公開される予定ですが、なんとなく違和感が。

「え、母さん、あまりアニメに興味なさそうだけど・・・あ、まさか試写会のチケットを売ろうとしてるとか?」釈然としない僕が思い付いたことを言うと、「実はね。今度の映画のゲスト声優は、麻里さんの好きな俳優さんだったの!プレミアム試写会には、きっと来ると思うんだよね」とユカさんが自分の推理を披露してくれました。

おばあちゃんがびっくりして「ユカさん、よく知ってたわね」といいます。すると「麻里さん、ここにきてたときに、よくその人が出てるドラマの再放送見てたから」と意外な事実が。「紅茶の香りは、すべての真実をお見通しなのだ~!」ここでも完璧ななりきりっぷりを披露してくれました。よっぽど好きなんだな。

知佳さんのマンションで郵便や荷物をチェックする麻里さん。明らかに怪しいですが、公開予定の映画のプレミアム試写会チケットが目当てだとしたら、これからも警戒をおこたらない方がいいですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

配信元: ママ広場

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