
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか) 。第18回「羽柴兄弟!」(5月10日)の放送を終え、石田三成を演じる松本怜生からコメントが到着した。
■大河ドラマ「豊臣兄弟!」とは…
大河ドラマ65作目となる同作の主人公は、豊臣秀吉(池松壮亮)の弟・豊臣秀長(仲野太賀)。強いきずなで天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を、天下一の補佐役・秀長の目線でダイナミックに描く、波乱万丈のエンターテインメントドラマ。脚本は八津弘幸が務める。
松本が演じるのは、秀吉に重用された、近江国生まれの大名・石田三成。秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳の戦いで活躍したほか、数字に強く太閤検地などでもその力を発揮した。秀吉の晩年には、25歳の若さで五奉行の一人となり豊臣政権の中核を担う、物語において重要な役どころだ。
今回、松本は自身が演じる石田三成の人物像や登場シーンの印象、仲野・池松との撮影秘話などについて語った。
■松本怜生、自身が石田三成を演じる際は「かわいげのある部分もお見せできたら」
――石田三成を演じることについてどのようにお考えでいらっしゃいますか?
今回、オーディションを経て石田三成を演じることになりました。武将の中では個人的に加藤清正が好きなのですが、なぜか父からはオーディションの前に「お前が受かるなら石田三成役だ」と言われました(笑)。
三成には、冷静で賢い武将というイメージを持っていましたし、戦国ファンの方の中にも「三成にはクールであってほしい」と期待されている方が多いのではないでしょうか。ただ、「豊臣兄弟!」はコメディー要素の多い作品でもあるので、三成が他の武将にいじられるようなシーンもあると、より楽しめるのかなと感じています。どこか抜けている部分もあったと思うので、ずっと硬派なだけではなく、緩急のある人物にできたらいいなと。今後、三成のかわいげのある部分もお見せできたらうれしいです。

■仲野太賀・池松壮亮との共演について「一分一秒大切にしていきたい」
――仲野太賀さん、池松壮亮さんとの共演についてどのように感じていらっしゃいますか?
毎日が刺激的です。覚悟はしていましたが、実際に秀長・秀吉のお二人とお芝居をすると、自分はまだまだだと痛感します。お二人に負けない熱量を持ちたいと思いながらも、僕より何十倍も出番が多い中で、いつお会いしても変わらずに役に向き合い続けている姿には、ただただ圧倒されます。
歴史上の人物を演じているというよりも、本当に血の通った人間が目の前に存在しているように感じられるんです。お二人のすごさを言葉で表現するのは難しいですが、こうしてご一緒できる時間を一分一秒大切にしていきたいです。
■先読みする石田三成のキャラクターは「自分にも通じるところがあるかも」
――初登場の第18話で印象的なシーンは?
まず、秀吉の家臣にいわばオーディション形式で選ばれるのが、「豊臣兄弟!」らしくて面白いなと思いました。計算の速さを見せるシーンもありましたが、彼のように先読みする部分は僕にも通じるところがあるかもしれません。説明の途中で、僕なら俵を数え始めているかも、と考えたりしましたね(笑)。
また第三の試練では、三成が藤堂高虎(佳久創)に座禅を組んだまま運ばれるシーンがありました。「座禅のまま運ばれたら面白いですよね」と佳久さんにお話ししたところ、「いけるよ」と言ってくださって。実はこのシーンは何回も何回も撮影していて、そのたびに抱えていただいています。このときが初対面だったのですが、「高虎が佳久さんでよかったな」と感じましたし、三成の登場初回からユーモアを交えて描いていただけたのもうれしかったです。
そして三成は、言いつけに背いて4人全員を家臣にしてほしいという提案を秀吉に行います。普通なら、そのような提案は通らず、失格になってもおかしくない場面ですが、それでもあえて提案する。三成は、正しいと思ったことにまっすぐな人物なので、そのときは殿を説得することしか考えていなかったのだと思います。一つの目的を成し遂げるためには、そのこと以外は考えない。そんな印象を受けた場面でもありました。


