
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『1年ぶりの美容室の話』を紹介する。作者のヤゼさんが、4月7日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『おこじょさんと家飲み家ご飯』(KADOKAWA刊)の作者としても知られる、ヤゼさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■1年間美容室にいかず髪が伸びすぎてしまったヤゼさん

1年間美容室に行かなかった作者のヤゼさん。放置した状態の髪の毛について、自身でも「こいつはやばい」と感じていた。外出時には帽子をかぶり、仕事中は髪をまとめていたため、微妙に誤魔化せていたのが敗因と語る。
放置した理由について「美容室高くてぇ……」とヤゼさん。しかし、髪が伸びすぎてしまい、ヘアクリップで挟めなくなってしまった。そのため、「どうにかしてぇ」という気持ちで美容室へ。美容室に着いたヤゼさんは、美容師から「こりゃどこから手をつけるかね」と言われ…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「髪の毛が元気なのかな」「ヘアクリップがバロメーター」「半年が限界」「近くても足が遠のく」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・ヤゼさん「誰かの日記を覗き見するような気持ちで「こういう人間もいるんだなー」と楽しんでいただけたら嬉しいです」

――『1年ぶりの美容室の話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
エッセイ漫画は日記のような感覚で描いているので、美容師さんを悩ませてしまった時点で「あ、漫画にしよう」と思っていました。
――本作では、美容師さんの「こりゃどこから手をつけるかね」の背景が心情を物語っているようで印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
この美容師さんは羊のキャラクターで描いているのですが、本人を知っている人には「似てる」と言われるんですよね。読者の方が確認するすべはないのですが、エッセイ漫画に登場する動物キャラクターは皆さんなんとなく本人に似せるようにこだわっています。
――X(旧Twitter)の投稿には、多くの共感やコメントが寄せられていました。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。
想像以上に、同じように美容室に行くのを渋っている方がたくさんいて、思わず笑ってしまいました。散髪の頻度は髪質や髪型によって差が出るものなので、改めて人それぞれだなぁと感じました。
――エッセイ漫画を描く際に、気をつけていることや意識している点はありますか?
日常で起きた些細な出来事を日記のような感覚で描いてはいるのですが、全く知らない人が読んでもわかるように描くことは常に意識しています。また、食べたり使ったりしてよかったものは積極的に共有したいという気持ちがあります。それを必要としている人がいるかもしれないので。
――エッセイ漫画に登場するヤゼさんは、愛嬌のある姿をしていますが、由来やきっかけがありましたらお教えください。
ありがとうございます!かれこれ20年以上描いているキャラクターで、元は友人に「猫っぽい」と言われたのをきっかけに落書きして誕生しました。自分自身というよりも、自分の代理として描いているキャラクターです。
――今後の展望や目標をお教えください。
読者の方から「まとめて読みたい」とおっしゃっていただくことが多いので、いつか何かしらの形で書籍としてまとめられたらと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもありがとうございます!何気ない日常話ですが、誰かの日記を覗き見するような気持ちで「こういう人間もいるんだなー」と楽しんでいただけたら嬉しいです。

