歩き始めの痛みが数週間以上続く場合は、整形外科での検査を受けることが推奨されます。この記事では、整形外科で行われるレントゲン検査やMRI検査の内容と、それぞれで確認できる情報について解説します。早期に診断を受けることで適切な治療が始められ、症状の進行を防ぐことにつながります。

監修医師:
松繁 治(医師)
岡山大学医学部卒業 / 現在は新東京病院勤務 / 専門は整形外科、脊椎外科
主な研究内容・論文
ガイドワイヤーを用いない経皮的椎弓根スクリュー(PPS)刺入法とその長期成績
著書
保有免許・資格
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医
歩き始めの痛みが続く場合に受けるべき検査と診断
歩き始めの痛みが数週間以上続く場合、整形外科で詳しい検査を受けることが推奨されます。早期診断により適切な治療を開始し、症状の進行を防ぐことが可能です。
レントゲン検査で確認できること
整形外科ではまずレントゲン検査を行い、関節の状態を確認します。レントゲンでは骨の形状、関節の隙間の狭さ、骨棘の有無などを評価できます。変形性膝関節症が進行すると、関節の隙間が狭くなり、骨同士が接近している様子が画像に映ります。
レントゲン検査は簡便で迅速に結果が得られるため、初診時に行われることが多いです。ただし、軟骨や半月板などの軟部組織はレントゲンでは直接確認できないため、必要に応じてMRI検査が追加されることもあります。
MRI検査による詳細な評価
MRI検査では、軟骨、半月板、靱帯などの軟部組織を詳しく観察できます。変形性膝関節症の初期段階では軟骨のすり減りがレントゲンではわかりにくいことがありますが、MRIにより正確な診断が可能になります。また、半月板損傷や靱帯損傷など、他の原因による痛みとの鑑別にも有用です。
MRI検査は時間と費用がかかりますが、治療方針を決定するうえで重要な情報を提供します。歩き始めの痛みが長引く場合や、他の症状が併存する場合には、MRI検査を受けることで適切な治療計画を立てることができます。
まとめ
変形性膝関節症のサインを見逃さず、歩き始めの痛みに早期に気づくことが、進行を遅らせる第一歩です。やってはいけない行動を避け、適切な対処法を取り入れることで、膝の健康を長く保つことが可能です。痛みや違和感が続く場合は、整形外科を受診し専門医の診察を受けることをおすすめします。日常生活の工夫と医療の力を組み合わせることで、より快適な生活を送ることができるでしょう。
参考文献
日本整形外科学会「変形性膝関節症」
厚生労働省「変形性膝関節症および変形性脊椎症の疫学、予防」
- 「変形性膝関節症」になりやすい人の特徴 とくに注意した方がいい2タイプの人とは?
──────────── - 「変形性膝関節症」の治し方はご存じですか? 再生医療の効果・治療後の経過も医師が解説!
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