山戸穂乃葉&北川拓実「魔女の宅急便」台湾公演の楽しみ明かす「赤い提灯の街に行きたい」「小籠包を食べたい」

山戸穂乃葉&北川拓実「魔女の宅急便」台湾公演の楽しみ明かす「赤い提灯の街に行きたい」「小籠包を食べたい」

「魔女の宅急便」原作者・角野栄子氏とキキ役・山戸穂乃葉、トンボ役・北川拓実が台湾公演製作発表会に登壇
「魔女の宅急便」原作者・角野栄子氏とキキ役・山戸穂乃葉、トンボ役・北川拓実が台湾公演製作発表会に登壇 / 撮影=鈴木康道

俳優の山戸穂乃葉、北川拓実が5月11日、都内で開催された「ミュージカル 魔女の宅急便 KIKI'S DELIVERY SERVICE」台湾公演製作発表会に出席。キャスティングへの思いや、台湾公演への意気込みを語った。

■「キャピキャピは、13歳の頃よりかはちょっと落ち着いたのかな(笑)」

本作は、児童文学作家・角野栄子氏が1982年から2009年の27年間にわたり執筆した全6巻の児童書。1989年にスタジオジブリの宮崎駿監督によりアニメーション映画化されたことで、世界的に知られる作品となった。

新演出のミュージカル版は、これまでキャストを変えながら2017年より上演。2025年のマカオ公演に続き、今回の台湾公演は二度目の海外公演となる。

主人公で魔女見習いの少女・キキを演じるのは、2022年の「東宝シンデレラ」でミュージカル賞を受賞した山戸。2024年からキキ役を務め、今回で3回目となる。舞台衣装で登場した山戸は、「キキは13歳で、私はもう18歳になってしまったんですけど、新鮮な気持ちと純粋な気持ちを忘れずに、皆さんにすてきな時間をお届けできたらなと思います」と台湾公演への意気込みを語り、「キャピキャピとかは、13歳の頃よりかはちょっと落ち着いたのかなって思います(笑)」とはにかんだ。

■初めての台湾、楽しみなのは「赤い提灯の街」と「小籠包」

空を飛ぶことに憧れる少年・トンボを演じるのは、帝国劇場上演作でも活躍する北川。同ミュージカル初参加で、「長く愛されている作品に関われること。そして、トンボを演じられること、この作品を台湾の皆さんに届けられることが大変光栄です」と喜びをかみしめる。

また、初めてトンボを演じるにあたり、「トンボというのは明るく真っすぐで、とにかく空を飛ぶことに憧れていて、その好奇心であったり、ドキドキワクワクしている姿が魅力だと思うので、そこをしっかり伝えていきたいです」とした上で、「トンボはキキにとって、成長であったり、世界を広げてくれる大事な存在でもあるので、そこを大切に演じていきたいです」と、役への解釈を語った。

二人とも台湾は初めてで、山戸は「台湾には『千と千尋の神隠し』のイメージがあって、赤い提灯の街に行ってみたいです」と、台湾への憧れを語る。一方、食べるのが好きという北川は「小籠包が食べたい」と希望を挙げるが、「食べ過ぎて公演中に太らないか心配だな。気を付けたいと思います」と、苦笑いを浮かべた。

■サプライズで原作者の角野栄子氏が登場「台湾の方たちに愛していただきたい」

発表会には、サプライズで原作者の角野氏が登場。91歳という高齢ながら元気な姿を見せてくれた角野氏に、登壇者と会場から大きな拍手が送られる。

二度目の海外公演について、角野氏は「なにしろキキは飛びますから、どこへでも行きます。私にとっては夢を乗せて行ってくれるので、とってもありがたいことだなあと思います」と感謝。そして、「いろんな人と出会ってキキも成長していくし、私も夢を乗せさせていただく。台湾は私も大好きな国なので、キキとトンボさんが仲良くやっていただければなと思います。そして、台湾の方たちに愛していただきたいなと思います」と、台湾公演に向けて思いを語る。

また、ミュージカル化は15、6年前に、脚本・演出・振付の岸本功喜氏と作曲・音楽監督の小島良太氏から打診があったと言い、「彼らは20代後半でした。私は(作品を)見ていないから能力は分かりません。だけれども情熱があってね。私はそのとき『憧れだけでやらないでください。ちゃんと自分たちの仕事としてやってほしい』と申し上げました」と、当時のことを回顧。

続けて、「若い人たちが作るキキの物語に音楽をつけてね、見てみたいなと思いました。それ以来、私との約束を守って地道に…毎年とはいかないときもありましたけれど、着々と舞台を重ねているようで、私はとてもいい決断をしたと思っています」と、共に登壇した二人に感謝を伝えた。

台湾公演は、7月10日(金)から19日(日)まで台北国家戯劇院で10公演、7月24日(金)から8月2日(日)まで台中国家歌劇院で8公演が、台湾のMNA主催のもと、日本人スタッフによる、日本語での上演となる。

◆取材・文=鈴木康道

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