
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第32回が5月12日に放送。病院実習で気持ちが空回りしてしまうりん(見上)の葛藤や、執筆が思うように進まず悩むシマケン(佐野晶哉)の様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■看護実習で悩むりんと、強行突破するバーンズ先生
りんは相変わらず担当患者の園部(野添義弘)に心を開いてもらえず、懸命に声をかけるも「下女風情が」と罵られてしまう。
そんな不穏な空気の中、バーンズ先生(エマ・ハワード)は、看護の記録や準備に必要だとして、病室に大きな机を運び入れる。外科助教授の藤田(坂口涼太郎)から即座に撤去するよう咎められるが、バーンズ先生はあえて日本語がわからないふりをして無視。そのまま強引に設置を完了させるという、肝の据わった一面を見せた。
■エリート教授・今井が登場するも、りんの意見は冷たくあしらわれてしまう
その後、外科教授・今井(古川雄大)率いる総回診が行われる。常に足を痛そうにさすっている園部だが、権威ある教授の前では痛みを隠し強がってしまう。その様子を見ていたりんは、今井に「園部が頻繁に足を触っている」と進言するが、誰にも取り合ってもらえず、冷たくあしらわれてしまう。
思うようにいかず気落ちしたりんは、中庭でバーンズ先生に葛藤を打ち明ける。すると先生は「りんはいい患者に出会いましたね。とびきりの。弱音を吐かず、むしろ学びがいがある患者だと思うべきです」と諭す。その言葉はあまりに正論であり、りんは納得しつつも、どこか釈然としない思いを抱くのだった。

■シマケン、小説の執筆が進まず頭を抱える
一方、シマケンはりんに誓った通り、本が積み上がった自室にこもって執筆活動を続けていた。しかし、創作の苦しみからか筆は一向に進まない。
原稿を覗き込もうとした友人の槇村(林裕太)に対し、「まだ考えがまとまっていないから」と頑なに拒むシマケン。すでに短編小説を同人誌で発表している槇村から「考えてばかりじゃ書き上げられないぞ」と核心を突かれ、シマケンは焦りを募らせていく。

■直美の機転と、園部を襲う突然の異変
直美(上坂)が受け持つ丸山(若林時英)は、依然として皮膚の痒みに苦しんでいた。しかし、丸山は学用患者(教育のために無料で治療を受ける患者)であるため、医師たちの扱いは極めて事務的。1日1回の軟膏では症状が改善する気配はない。
見かねた直美は、藤田助教授に対し「入院期間が延びるのは困ると教授がおっしゃっていて…」と、あえて教授の名前を出した嘘をつく。この機転により、薬の回数を1日3回に増やすことに成功した。
その頃、りんが病室を訪れると、園部は相変わらず背を向けたまま。少しでも環境を整えようとりんが窓を開けようとしたその時、園部が急に足を抑えて激しく唸り出し、事態は急展開を迎える。
■華麗なる今井教授の登場に反響、バーンズ先生の「日本語」にも注目
エリート外科教授・今井役として古川が登場した今回。SNSには「ついに今井教授登場!」「佇まいが美しくて見入ってしまった」と、その圧倒的な存在感を喜ぶ声が上がった。一方で、医師に本音を言えない園部の姿には「当時はお医者さんに本音を言えない雰囲気があったよね」「偉い先生だからと気遣ってしまう気持ちがわかる」と、当時の患者の立場に同情するコメントも寄せられた。
また、日本語が堪能でありながら処世術としてわからないふりをするバーンズ先生に対しても反響が続出。机を運ぶ際の「よっこいしょ」というつぶやきに「先生のよっこいしょ!に爆笑」「Be quiet!と一蹴する先生、かっこいい!」「機転の速さと行動力がすごい」と、そのキャラクターの魅力を称える声が集まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


