猫がいる家で『アロマ』が絶対NGな理由3つ 知っておくべき危険性と対処法も解説

猫がいる家で『アロマ』が絶対NGな理由3つ 知っておくべき危険性と対処法も解説

1.猫にとって有害な成分を解毒できないから

猫とアロマオイル

猫がいる家でアロマを使うべきではない理由…それは、アロマの成分が猫にとって有害だから。人間の場合、体内には「グルクロン酸抱合」という仕組みがあり、体に入ったアロマの成分を分解・無害化することができます。

ところが猫は、この仕組みを担う酵素(グルクロン酸転移酵素)が非常に弱いため、アロマに含まれる成分を解毒が苦手です。要するに、アロマが体に毒となりやすいのです。

猫にとって危険性が高いアロマの種類としては、レモンやオレンジなどの柑橘系、ティーツリー、ユーカリ、ペパーミント、シナモン、ラベンダーなどが挙げられます。アロマ成分は、人間にとっては癒しをもたらす一方で、猫にとっては毒ということは頭に入れておきましょう。

2.アロマ成分が体内で蓄積する恐れがあるから

猫とアロマ

前述したとおり、猫はアロマの成分に対する代謝能力が低いため、分解することができません。アロマを吸引したからといって即症状が現れるとは限りませんが、ほんの少しずつ体に入った成分は、日々の暮らしの中で体内に蓄積していきます。

ディフューザーを使って空気中に揮発したアロマ成分を吸い込むこともあれば、毛に付着した成分を毛繕いの際に舐め取ってしまうこともあります。

アロマ生活を続けていくうちに、ある日突然、嘔吐や下痢、よだれの増加、呼吸の荒さ、震え、けいれんなどといった症状が現れる恐れも。さらに進行すると肝臓や腎臓に深刻なダメージを与えてしまう危険性も考えられます。毎回使う量は少量だから大丈夫、と安易に考えないようにしましょう。

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