「腫れてないのに足の指が痛い」時の治し方はご存じですか?原因も医師が解説!

「腫れてないのに足の指が痛い」時の治し方はご存じですか?原因も医師が解説!

「腫れてないのに足の指が痛い」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「腫れてないのに足の指が痛い」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

外反母趾

外反母趾は、足の親指が小指側に曲がっている状態です。原因としては、ハイヒールやつま先が狭い靴による圧迫、足の筋力低下、遺伝などが挙げられます。親指の変形が進行すると痛みが強まり、歩行にも支障をきたすことがあります。進行が軽度な場合の対処法としては、靴の見直しや足指のストレッチ、サポーターの使用が効果的であり、進行した場合は装具や手術が検討されます。痛みが強く日常生活に影響を及ぼす場合には整形外科を受診しましょう。

強剛母趾

強剛母趾は、親指の付け根の関節が硬くなり、動かすと痛みが出る症状で、関節の軟骨がすり減り骨同士が接触して炎症が起きることが原因です。足にかかる負担が大きい人や加齢によって発症しやすく、靴やインソールの見直しが有効ですが、重症例では手術も検討されます。歩行や生活に影響が出るほどの痛みがある場合は、整形外科の診察を受けて治療方針を決定することが重要です。

母趾ガングリオン

母趾ガングリオンは、親指の関節や腱の近くにできるゼリー状の腫瘤です。腫瘤が神経を圧迫することで痛みやしびれを伴う場合がありますが、症状がなければ経過観察でもんだいありません。腫瘤が大きくなり、症状が出る場合は注射で液体を抜く治療が行われます。再発が頻繁に起きたり強い痛みが続く場合には、手術での切除が選択されます。腫瘤が大きく、痛みやしびれがある場合は整形外科を受診し適切な治療を受けるとよいでしょう。

巻き爪

巻き爪は、爪の両端が内側に巻き込み皮膚に食い込んで痛みや炎症を引き起こす状態で、爪の切り方や靴の圧迫、指にかかる負担の増加などが原因です。放置すると炎症が悪化し、感染を引き起こす可能性もあります。軽度の場合は正しい爪の切り方や巻き爪防止テープの使用が有効ですが、痛みが強い場合や皮膚が赤く腫れ始めた場合には皮膚科の受診が望ましいでしょう。

「腫れてないのに足の指が痛い」の正しい対処法は?

腫れていないのに足の指が痛む場合、適切な対処法を知ることで症状の緩和につながります。痛みが軽度であれば、市販の鎮痛剤や外用薬を使用するのも一つの方法です。ただし、薬を使用する際は、用法・用量を守りましょう。症状が続く場合や、市販薬で効果が見られない場合は医師の診察を受けることが望ましいです。市販薬の例としてイブプロフェンやアセトアミノフェンなどがあります。湿布や冷却スプレーは、炎症を抑えたい時や熱感がある時に効果的です。もしも応急処置をしても症状が収まらない場合や痛みが続く場合は、自己判断で放置せず、早めに整形外科や神経内科など専門医の診察を受けて原因を特定することが重要です。

配信元: Medical DOC

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